2008年10月アーカイブ

社会起業家とハリウッドスター

みなさん、こんにちは。センタースタッフの藤本です。少し前の出来事ですがアメリカの俳優、ポール・ニューマンさんがお亡くなりになりました。いろいろ代表作はあると思いますが、実際に観たことがあるのは、「評決」「明日に向かって撃て」「スティング」ぐらいでしょうか。かなり前で、大まかなあらすじを覚えている程度ですが。友人が「ポール・ニューマンといえば“暴力脱獄”が良かった~」と絶賛していたのを覚えていますが、どうも邦題に食指が動かずスルーしてしまいました(原題は“Cool Hand Luke”で、邦題から受けるイメージとは違って、もう少し哲学的な内容だそうです)。しかし、後にも先にもこんなに正統派のハンサムはなかなか現れないのではないでしょうか。

 

  実は、ポール・ニューマンさんには、もう一つの顔があったということを、ご存知でしょうか。結構有名な事実ですが、それは企業家としての顔です。半分おふざけのつもりで、ご自慢のお手製ドレッシングを商品化して、「ニューマンズ・オウン」という事業を立ち上げたのです。ネームバリューに加え、事実かなりの美味だそうです。そうなると、失敗することはありませんよね。1982年からの純利益が、22千万ドル(200億円以上)。な、な、なんと、その純利益のすべてを全額寄付!米国内の貧困家庭の食事を援助する団体などが、おもな寄付先です。商品を選ぶことが、社会貢献につながる事実や、極力、食品添加物を排除しているというところも、この事業の成功の一端を担っているのかもしれませんね。

 

このように社会に貢献することを目的とした事業を、自らのネームバリューを最大限利用して、成功に導いたのは、ポール・ニューマンさんが持つ、社会が抱える課題へチャレンジするスピリットの旺盛さに違いありません。

 

 

今、世界では、社会の問題をビジネスで解決する社会起業家という人たちが増えつつあり、日本でもそれぞれの持つ専門性やアイデア、情熱や理想を武器に、社会起業家にチャレンジする人たちが現れています。自らが、起業しなくても、社会起業家たちの想いに賛同できれば、おいしいドレッシングを選ぶことと同じくらい自然に、さまざまなサービスやモノを選択するときのポイントとして“社会貢献”を視野に入れることが当たり前になる日もそう遠くはないような気がしています。