多文化共生アーカイブ

学びたくても学べない状況。

みなさま、こんにちは。センタースタッフ藤本です。今日は、あいにくの雨となってしまいました。

新しい門出を祝うシーズンに水を差す天気になってしまいましたが、気持ちだけでも晴れ晴れとまいりましょう。

 

 

 この時期、制服やカバンが真新しくて、一目で新入生だとわかる保護者に伴われたピカピカの1年生が、初々しい姿を見せてくれます。同じ新入生でも、期待に胸が膨らんでいるのか、やけに足取りが軽い子もいれば、やや緊張した面持ちの足取りの重そうな子もいて、それぞれ三者三様の感情を見て取ることができます。

 

 

 

 そうした色々な個性を持ったバラバラの集団が、時間がたつにつれ、各自の「自分らしさ」というものを出しながら、それぞれの個性を受け止めあい、なんとなくまとまりのある集団となっていくプロセスを肌で感じる経験を多くの人が共有しているのではないでしょうか。友人ができることで、勉強そっちのけで、学校へ行くことがこの上なく楽しくなり、勉強をしに行くのか、はたまた遊ぶために友人に会いに行くのかという感じになり、私の場合はまぎれもなく後者に属していたと思います。

 

 

 

 恥ずかしながら、この数年前まで、世界に勉強したくても勉強できない子ども、学校へ行きたくても学校へ行けない子どもが世界中にたくさん存在するということを知りませんでした。学生時代にそのことを知っていれば、無責任に「勉強しなくていいやん」などと思っていたかもしれません。

 

 

 

 私はまぎれもなく「遊ぶ」というキーワードが学校という場所に不可分について回りましたが、「遊ぶ」ことは、何も「勉強」の対義語という意味だけではなく、「学び」という要素も含んでいるものだと思います。自分が遊んでばかりいたことを正当化するわけではありませんが、友人との遊びを通したふれあいは、確実に何かを「学んでいた」に違いないと言い切れます。

 

 

 

 そのような様々な「学び」の機会を得ることができない現状が世界には厳然とあるのです。経済的な問題であったり、紛争などの政治的な問題だったりするのですが、実は今の日本にもそのような問題があります。それは外国人の子どもたちが日本国内の外国人学校へ通うことができなくなるケースが増えてきているという問題です。

 

 

 

このような事態を受け、ECC社会貢献センターでは、外国人が主体となって活動しているボランティア組織に資金援助を行う基金の設立を計画しているNPO法人に協力するための募金活動を行いました。学生、卒業生ならびに教職員のみなさまにご協力いただき実施してまいりましたが昨日をもちまして2ヶ月間の募金期間を終了しました。みなさまの温かいご協力、まことにありがとうございました。

 
 

多文化共生イベント推進キット

こんにちは。東口です。edge2007から誕生した「インターナショクナル/INTERNASHOKUNAL」の『多文化共生イベント推進キット』が社会貢献センターに届きました。『多文化共生イベント推進キット』には、インターナショクナルがこれまで進めてきたイベント模擬店での原材料ピクトグラム表示の取り組みがまとめられています。また、個人や団体が同様の活動を実施するための資料集や、多言語によるコミュニケーション支援ツールや、多文化共生をテーマにしたワークショップも紹介されています。《食生活について聞きました!当事者インタビュー》のページが、個人的にはとても好きです。日本で生活する上で、どんな方々が、どんな体験をされているのか、どんな気持ちでおられるのか、具体的に一人ひとりの声が伝わってきます。これからも当事者の声を丁寧に聴きながら、多文化共生に関するいい事業をつくっていかれる「インターナショクナル」が楽しみです。学生メンバーが中心であるという現状況を長所として、多くの大学等と繋がって動きながら、若者の間で多文化共生のうねりをつくりだしているところもパワーを感じます。http://blog.canpan.info/internashoku/で、「インターナショクナル/INTERNASHOKUNAL」の日常の活動や、メンバーを知ることができます。