ACTIVITIES

Event Report

山王こどもセンター
秋のこどもまつり

2018.11.18

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長年続く地域のお祭りに
新しい風を吹き込む試み。

大阪・西成区にある山王こどもセンター主催で行われた「秋のこどもまつり」は、35年以上続く地域のお祭りです。会場はカレーやたこ焼きなどを販売する「美味しい食べ物コーナー」と、子どもたちが遊べる「楽しいゲームコーナー」、もともとバザーとして始まった「安い協力品コーナー」の3つに分かれています。今回、ECC国際外語専門学校こども英語コースの1年生たちはゲームコーナーを担当しました。「アニマルボウリング」「スライムづくり」「水でっぽう」「ワニワニパニック」の4つのブースに分かれ、企画、備品制作、ブース運営をすべて行いました。お祭りの運営を行う山王こどもセンター職員・小林さんによると「今までやったことのないゲームなので、子どもたちの反応が楽しみです」と開催前から期待を寄せる声も。いざお祭りが始まると各ブースに子どもたちが並び、いつもと違う新鮮なゲームに大興奮!学生たちはこれまで学んできた知識を活かし、ゲームをさらに盛り上げます。 長年続くお祭りに新しい風を吹き込んだ、さわやかな秋の一日になりました。

  • 学生たちが担当する、ゲームコーナーの様子。楽しくて何度も何度もゲームに挑戦する子どもたちで、会場は賑わっていました。 

  • 「アニマルボウリング」では1レーンに1人の学生がつき、点数のカウントや、子どもたちのフォローを行います。子どもと同じ目線で話すことをチーム全員で心がけていたそう。 

  • スタート時から、たくさんの子どもたちが集まっていた「スライムづくり」。作り方の説明は優しく子どもたちにもわかりやすく行っていました。 

  • 「洗剤だから良いにおいがするよ~」と手を差し出す学生。お姉さんたちと一緒に遊ぶような感覚で、子どもたちにとっても楽しかった様子。 

  • 「水でっぽう」は学生たちの元気な声援が響く賑やかなブースに。トイレットペーパーで作った的を落とした時には、拍手がおこり大盛り上がり! 

  • 「ワニワニパニック」はブース前に行列ができるほどの人気ぶりでした。学生たちは子どもの様子を見ながら、難易度を変えて幼児から高学年までが楽しめるゲームにしていました。 

ACTIVITY PHOTO

  • 学生たちが担当する、ゲームコーナーの様子。楽しくて何度も何度もゲームに挑戦する子どもたちで、会場は賑わっていました。 

  • 「アニマルボウリング」では1レーンに1人の学生がつき、点数のカウントや、子どもたちのフォローを行います。子どもと同じ目線で話すことをチーム全員で心がけていたそう。 

  • スタート時から、たくさんの子どもたちが集まっていた「スライムづくり」。作り方の説明は優しく子どもたちにもわかりやすく行っていました。 

  • 「洗剤だから良いにおいがするよ~」と手を差し出す学生。お姉さんたちと一緒に遊ぶような感覚で、子どもたちにとっても楽しかった様子。 

  • 「水でっぽう」は学生たちの元気な声援が響く賑やかなブースに。トイレットペーパーで作った的を落とした時には、拍手がおこり大盛り上がり! 

  • 「ワニワニパニック」はブース前に行列ができるほどの人気ぶりでした。学生たちは子どもの様子を見ながら、難易度を変えて幼児から高学年までが楽しめるゲームにしていました。 

INTERVIEW

左/松井 綾菜さん
(チームリーダー)

右/麻生 陽さん

ECC国際外語専門学校
こども英語コース1年

このボランティアの面白いところ
私たちのチームは「アニマルボウリング」を行いました。最初、ボウリングのピンは干支にしようと思っていたのですが、小さい子どもたちにもわかりやすい動物をセレクトし、表情を変えたり紙の色を変えたりしながら作りました。当日スタートしてみると想像以上にピンが倒れにくかったため、並べる順番を変えたり、投げる距離を変えるなど現場で微調整を行いました。何度もゲームに挑戦してくれるリピーターの子どももいて、回を重ねるにつれどんどん点数を上げていく様子は、見ていてとても興味深かったです。子どもたちの上達を間近で感じることができました。

河野 里杏さん
(チームリーダー)

ECC国際外語専門学校
こども英語コース1年

このボランティアで工夫したところ
私たちが行った「スライムづくり」では、子どもたちが安全に遊べる材料を使うよう心がけていました。スライムは、洗濯のりとホウ砂(ホウ酸ナトリウム)を使って作るのが基本なのですが、ホウ砂は手が荒れやすいため、代用できる材料はないかリサーチしました。私たちは、手が荒れにくく身近で揃えやすい「洗濯用洗剤」を使うことにしました。洗濯用洗剤と洗濯のりとの調合バランスが難しく、何度も試作品を作りました。いかに本物のスライムの手触りに近づけるかを考えながら、チームで練習を重ねました。ベタベタするので嫌がる子どももいるかなと心配していたのですが、みんな楽しく取り組んでくれていたので、手ごたえを感じました。

土岐 舞さん
(チームリーダー)

ECC国際外語専門学校
こども英語コース1年

このボランティアで難しかったところ
私たち「水でっぽう」チームは、週に1回みんなで集まってリハーサルを行い、水でっぽうを撃つ距離感や、的であるトイレットペーパーの落ちやすさを事前に検証していました。当日、難しそうにしている子どもの姿を見て「自分たちはできるけど、子どもにとっては難しいゲームなんだ」と気づき、その場で改良することにしました。水でっぽうを撃つ距離を前にすると、トイレットペーパーを落とせる子どもが増え、より楽しんでもらえるようになりました。子どもたちに落ちたという嬉しさを感じてほしいという思いから、ゲーム中はチームみんなで応援して場を盛り上げるよう心がけました。

米田 夢さん
(チームリーダー)

ECC国際外語専門学校
こども英語コース1年

ボランティアを終えての感想
私たちのチームは、造形の教室にあったうちわを使って何かできないか、アイデアを出しあった結果「ワニワニパニック」を行うことにしました。自分たち自身が当日体を動かしてやることが大半だったので、準備は比較的スムーズに進めることができました。子どもたちにも好評だったようで、ブース前にずらっと行列ができていました。子どもたちはもちろんのこと、チームのみんなも楽しんでくれていたので、とても嬉しい気持ちになりました。

MESSAGE

「山王こどもセンター」は、今年55年目を迎える地域に開かれた児童館です。山王エリアに住んでいる人たちは顔見知りも多く、まちには昔ながらのあたたかい雰囲気が残っています。このまちの地域力を感じながら、さまざまな子どもたちと交流する機会にしていただけたらと思います。

小林 大悟様(山王こどもセンター職員)

EDITOR'S NOTE

こども英語コース担任の鹿島先生によると、クラス全員での地域交流は今回が初めてだったそう。子どもたちを楽しませながら、自分自身も思い切り楽しもうという学生たちの姿勢がとても印象的でした。
学生たちは、休憩の合間に飲食コーナーでごはんを食べるなど、お客さんとしてもお祭りを楽しんでいました。私は当日カレーライスをいただいたのですが、想像以上の美味しさでした!来年ボランティア活動を行う学生のみなさんには、ぜひとも召し上がっていただきたいです!

(ハピボラ編集部)