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Event Report

ビブリオバトル in
トップスタイリストコース

2019.05.22

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美容師のタマゴたちが
「一番読みたいと思った本」とは?

いつもはハサミを握る、その手にあるのは…本! というのも、この日は学内サロン「アンベリール」で本の魅力をプレゼンし合うゲーム「ビブリオバトル」が行われていたから。参加者は、美容科トップスタイリストコース3年生です。それぞれが「面白い!」と自信を持ってオススメできる本を持ち寄ります。今回は参加者が多いため、2日間に分けて「チャンプ本」を競い合いました。1日目と2日目のチャンプ本を選出ののち、コースの「グランドチャンプ本」が決定されます。
プレゼンタイムはひとり5分。本の感想にはじまり、出会ったきっかけ、心に残るシーン、そして本から得たこと。本の紹介ながら、それぞれの人となりが見える発表ばかり。戦いを終えた後も、関連本や書店情報など話題は尽きません。参加者からは「読書の魅力に改めて気づく機会になった」「これからの美容師人生に活かせるかも」という声も。コース全体の読書欲をそそる、またとない時間になったようです。

  • 「ビブリオバトル」には公式ルールが存在します。司会とタイムキーパーを務めた二人は、このルールに基づいて進行していきました。 

  • 抽選棒で順番を決定。「原則としてレジュメや資料などの配布は行わない」というルールにのっとって、本とプレゼントークだけで紹介します。 

  • 定められた時間内にプレゼンテーションを行います。発表者にとっては5分間はあっという間。「もっと話したい」「伝えることの難しさを感じた」などの声も。 

  • 気に入ったページに付箋を貼り、そこを読み上げながら紹介。ライブ感を重視するビブリオバトルですが、事前準備も怠りません。 

  • 発表者が紹介した本のワンシーンに、思わず笑ってしまう学生たち。各プレゼンテーションの後には、参加者全員による質疑応答の時間も設けられています。 

  • ひとりひとりの個性を感じるプレゼンテーションが続きます。絵本を選んだ学生は、中を見せながら紹介していました。 

  • 学生たちは、プレゼンテーション中にとったメモを見ながら「一番読みたいと思った本」に投票します。 

  • 1日目のチャンプ本は、宮本凪彩さんが紹介した『犬と私の10の約束』でした。発表中、参加者に問いかけをしようと計画していたそう。 

  • 2日目のチャンプ本、そしてコースのグランドチャンプ本に選ばれたのは、河原ゆいさんが発表した『神様のカルテ』。本のヤケや、くたっとした表紙だけでも、河原さんの本への愛着が伝わってきます。 

  • 最後に担任の井上先生とみんなで記念撮影!ビブリオバトル終了後も、参加者の話は尽きませんでした。 

ビブリオバトル inトップスタイリストコース紹介本一覧

1日目
「天才を殺す凡人」北野唯我(日本経済新聞出版社) 発表者:藤本雛花
「たった5秒思考を変えるだけで仕事の9割はうまくいく」 鳥原隆志(KADOKAWA) 発表者:志水郁香
「犬と私の10 の約束」川口 晴(文春文庫) 発表者:宮本凪彩
「頭がいい人の敬語の使い方」本郷陽二(日本文芸社) 発表者:池田和香
「鏡の法則」野口嘉則(総合法令出版) 発表者:淵上真衣

2日目
「イチロー式 集中力」児玉光雄 (PHP文庫) 発表者:呉村光星
「最後のトリック」深水黎一郎 (河出文庫) 発表者:眞鍋拓己
「神様のカルテ」夏川草介 (小学館) 発表者:河原ゆい
「コーヒーが冷めないうちに」川口俊和(サンマーク) 発表者:鎌野萌乃
「ラブ・ユー・フォーエバー」ロバート・マンチ(岩崎書店) 発表者:井田瑛子
「好かれる力」進撃のノア(光文社) 発表者:小西和海

ACTIVITY PHOTO

  • 「ビブリオバトル」には公式ルールが存在します。司会とタイムキーパーを務めた二人は、このルールに基づいて進行していきました。 

  • 抽選棒で順番を決定。「原則としてレジュメや資料などの配布は行わない」というルールにのっとって、本とプレゼントークだけで紹介します。 

  • 定められた時間内にプレゼンテーションを行います。発表者にとっては5分間はあっという間。「もっと話したい」「伝えることの難しさを感じた」などの声も。 

  • 気に入ったページに付箋を貼り、そこを読み上げながら紹介。ライブ感を重視するビブリオバトルですが、事前準備も怠りません。 

  • 発表者が紹介した本のワンシーンに、思わず笑ってしまう学生たち。各プレゼンテーションの後には、参加者全員による質疑応答の時間も設けられています。 

  • ひとりひとりの個性を感じるプレゼンテーションが続きます。絵本を選んだ学生は、中を見せながら紹介していました。 

  • 学生たちは、プレゼンテーション中にとったメモを見ながら「一番読みたいと思った本」に投票します。 

  • 1日目のチャンプ本は、宮本凪彩さんが紹介した『犬と私の10の約束』でした。発表中、参加者に問いかけをしようと計画していたそう。 

  • 2日目のチャンプ本、そしてコースのグランドチャンプ本に選ばれたのは、河原ゆいさんが発表した『神様のカルテ』。本のヤケや、くたっとした表紙だけでも、河原さんの本への愛着が伝わってきます。 

  • 最後に担任の井上先生とみんなで記念撮影!ビブリオバトル終了後も、参加者の話は尽きませんでした。 

ビブリオバトル inトップスタイリストコース紹介本一覧

1日目
「天才を殺す凡人」北野唯我(日本経済新聞出版社) 発表者:藤本雛花
「たった5秒思考を変えるだけで仕事の9割はうまくいく」 鳥原隆志(KADOKAWA) 発表者:志水郁香
「犬と私の10 の約束」川口 晴(文春文庫) 発表者:宮本凪彩
「頭がいい人の敬語の使い方」本郷陽二(日本文芸社) 発表者:池田和香
「鏡の法則」野口嘉則(総合法令出版) 発表者:淵上真衣

2日目
「イチロー式 集中力」児玉光雄 (PHP文庫) 発表者:呉村光星
「最後のトリック」深水黎一郎 (河出文庫) 発表者:眞鍋拓己
「神様のカルテ」夏川草介 (小学館) 発表者:河原ゆい
「コーヒーが冷めないうちに」川口俊和(サンマーク) 発表者:鎌野萌乃
「ラブ・ユー・フォーエバー」ロバート・マンチ(岩崎書店) 発表者:井田瑛子
「好かれる力」進撃のノア(光文社) 発表者:小西和海

INTERVIEW

河原 ゆいさん

ECCアーティスト美容専門学校
美容科トップスタイリストコース 3年

ビブリオバトルに参加してみて
私は、映画『神様のカルテ』がきっかけでこの本に出会いました。原作となる小説を読んで、さらにこの作品が好きになりました。命について深く考えさせられ、涙なしでは読めません。ビブリオバトルでのプレゼンはとても緊張しました。事前にストーリーの再確認と、自分の思いの整理をしてから本番に挑みました。筋立てを確認するためだったのに、読んでいるうちに感動がよみがえってきて、準備しながら泣いていました(笑)。話の流れの説明はできましたが、自分の想いやどう思ったかをもっと話せたら良かったかも、と反省もあります。紹介したい本はまだまだあります!好きな本は小説が多いのですが、みんなの発表を聞いて、ビジネス書にもチャレンジしてみたいなと思いました。

EDITOR'S NOTE

小中学校、高校、研修の一環として企業も導入している「ビブリオバトル」。私も初めて参加しました。今回選ばれたチャンプ本『神様のカルテ』は、映画版を見たことがあり、「あのシーンよかったなぁ」と共感しながら発表を聞いていました。「小説を読むと、映画版のヒロイン・宮崎あおいさんはハマリ役だなって思いますよ」という河原さんの一言に、ますます読みたくなりました。『神様のカルテ』はシリーズになっており、2019年に最新刊が発売。河原さんはずっと読み続けているそうですよ。

(ハピボラ編集部)