現代の地域コミュニティのあり方を間近で知る。
地車と一緒に練り歩く、暑い夏の日。
毎年、夏の訪れとともに中崎町地域の氏神様である豊崎宮夏祭りが開催されます。今年は「中崎西一町会」に学生たちが祭りのメンバーとして参加します。迎えた当日は快晴、絶好の祭り日和です。学生たちは祭りの笛と太鼓、そして大阪ならではの子ども用「ほえ駕籠」の担当です。
揃いの祭り装束を着込んで準備万端。中崎町ホールを出発した一行は、賑やかな掛け声や笛や太鼓の音とともに豊崎神社に向けて出発です。道中は子どもたちの安全を見守りながら、掛け声とともに街を練り歩きます。祭りのリズムに身体が慣れてきたころ、無事に神社に到着です。参加した学生たちは、やはり緊張もあったのか一様にホッとしつつも充実した面持ちに。祭りの楽しさがじわっと身体に沁み込んできたようです。留学生にとっては日本の文化を「内側から見る」またとない貴重な機会に。
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全員が豊崎宮夏祭りには初参加。どんなお祭りの体験が待っているのでしょうか。
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古くから参加する中心メンバーの方から、祭りの歴史や昔話を教えていただくことができました。地域の商店を巡る理由などもお聞きできました。
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上村さん(ECC国際外語専門学校・こども英語コース)は、神輿に帯同しながら子どもたちの安全を見守ります。自身のコースでの学びを活かす場であると同時に、実践的な学習の場にもなっています。
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太鼓を担当した山田さん(ECCコンピュータ専門学校・システムエンジニアコース)。未経験ながら、事前練習を重ねて締太鼓を叩けるように。ほかではできない経験になりました。
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穏やかに進んできた駕籠も、境内ではちょっぴりパワフルな一幕も。学生たちの腕も自然と力が入ります。無事にクリアした達成感もひとしお。
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宮入を済ませて、みんなでホッと一息。思わず笑顔がこぼれます。見るだけでは絶対にできない体験に満ちた一日になりました。
黄 元勲さん
ECC国際外語専門学校
日本語学科
- 参加したいと思ったきっかけ
- 参加したきっかけは、先生に勧めてもらったことです。日本人に会う機会だと思いましたし、日本文化を体験できると思ったからです。お祭りでは、子どもみこし(編集部注:ほえ駕籠)を担当しました。子どもたちが可愛かったです。体力も使いますが、とっても面白い体験で、日本文化が好きな人にはおすすめします!
山田 翔太さん
ECCコンピュータ専門学校
マルチメディア学科
システムエンジニアコース
- 参加したいと思ったきっかけ
- 日本の祭りは見たことがありましたが、行列の中に参加したいと思っていたので、参加しました。今回担当したのは締太鼓。未経験でしたが、面白そうだし練習すればできると思いました。練習では最初まったくできませんでしたが、気持ちを込めて練習したので、どうにかできるようになりました。実際に祭りに参加すると、思ったとおりとても良い体験になりました。未経験大歓迎!
王 品喬さん
ECC国際外語専門学校
日本語学科
- 参加したいと思ったきっかけ
- 祭りの雰囲気を感じて、その場で日本の人との交流をしたいと思い参加しました。祭りを通して、いろいろなことを学ぶことができる良い機会になりました。祭りに参加した皆さんが一生懸命努力している姿に、とても感動を覚えました。ちょっとだけ大人になった気持ちです。日本の文化を体験するなら、ぜひこのお祭りに参加して、思い切り楽しみましょう!
盧 弘中さん
ECC国際外語専門学校
日本語学科
- 参加したいと思ったきっかけ
- 日本にいる間にこの国の文化を体験したいと思い、参加しました。日本の祭りは以前に見たことがあったのですが、自分で実際に参加して、日本人が伝統的なことを大切にしていることを感じました。いろいろな日本文化を味わうことができる本当に楽しい体験でしたよ!
上村 祐里奈さん
ECC国際外語専門学校
こども英語コース
幼稚園教諭・保育士・留学専攻
- 参加したいと思ったきっかけ
- 子どもと触れ合うことが好きなので、良いきっかけだと思って参加しました。こども神輿の補助を担当して、皆の安全確認や声かけを行いました。炎天下の中だったので、体力も使いましたが、子どもたちや地域の方々と関われたことが楽しかったです。参加して悔いはありません!!
蔡 政勲さん
ECCコンピュータ専門学校
マルチメディア研究学科
CGデザインコース 3DCG専攻
- 参加したいと思ったきっかけ
- お祭りでしか経験できないことがあると思い参加しました。他の角度から日本を見ることができるのでは?という期待もありました。担当したのはこども神輿。こどもたちの安全を守る役割です。子どもに声をかける方法を祭りを通して学んでいったように思います。次の祭りはぜひご参加ください。とてもいい経験ができると思います。
参加している子どもたちが増えているなか、山口学園の学生のみなさんに入っていただいて、さらに賑やかになって嬉しく思います。
中崎西一町会 会長 渡部有文様
豊崎神社の夏祭りとして長年続けられてきました。今回加えていただいた「中崎西一町会」も50年以上祭りに参加しているとのこと。毎年工夫を重ねて現在の規模まで大きくしてきたそうです。伝統の祭りでありながら、外からの参加者だけではなく取材者も快く受入れてくださった温かさが印象に残りました。