アットホームな「にぎわいの場」
山口学園から徒歩3分の済美コミュニティ広場で毎年夏に開催されている「済美カーニバル」。地域住民が自分たちの手で「にぎわいの場」を作り上げる、アットホームな夏祭りです。かき氷やイカ焼きなどの屋台、子ども向けのゲームコーナーなど、すべての運営を済美地域の方々が担います。この日山口学園からボランティアスタッフとして19名の学生が参加。かき氷を売ったり、ゲームの案内役をしたり、気さくな運営メンバーに囲まれて、楽しみながら活動に取り組んでいました。お祭りの目玉プログラム「盆踊り」では、浴衣姿の来場者に交じって踊りにチャレンジする学生も。スタッフとしても、地域の一員としても、お祭りを楽しみ尽くした一日となりました。
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3年ぶりの開催ということもあり、オープンと同時に多くの方が来場。消毒検温チームの学生たちは大忙し!
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地域の方々に教わりながら、初めてかき氷づくりにチャレンジ!コツをつかんだ学生は、いつの間にかブースの頼れる存在に。
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子どもたちに大人気のゲームコーナー。レトロなゲーム機も多く、学生たちはマンツーマンでフォローに入ります。
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気さくな方が多い済美地域。休憩の合間に「学校でどんな勉強してるん?」と話しかけてくれる方も。学生たちはすぐに打ち解けていました。
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受け渡しを待つ来場者とトークで盛り上がることも。スタッフと来場者の距離感の近さもイベントの魅力の一つです。
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目玉プログラム「盆踊り」には学生たちも参加。やぐらの周りに何重もの円ができ、会場のボルテージは最高潮に!大盛況のうちに幕を閉じました。
林庭慧さん
ECC国際外語専門学校
日本語学科
(台湾出身)
- この活動で嬉しかったこと
- 今日は「氷うどん」の屋台で活動しました。同じ屋台を担当した地域の人たちはフランクで優しい方ばかりで、接客の合間にもいろいろ話しかけてくれました。日本人の方と日本語でお喋りして盛り上がれるととても嬉しいですね!日本のお祭りは初めてだったのですが、ワクワクするようなムード感にとても感動しました!
山内寧々さん
ECC国際外語専門学校
エアラインコース 1年
- この活動に参加したきっかけは
- 今日はクラスメイトに誘われて一緒に参加しました。担当した屋台は「かき氷」でした。氷をけずる役、シロップをかける役、お客様のオーダーをきく役など、地域の方々と連携しながらチームプレーで作っていくのがとても楽しかったです。今後は子ども食堂など小さい子どもたちと関わる活動もチャレンジしたいと思っています!
榎並誠さん
ECC国際外語専門学校
国際ホテルコース 1年
(学生スタッフ)
- 初めてサブリーダーを経験して
- 今回、学生スタッフに入って初めてサブリーダーを担当しました。特定の屋台やブースに入るのではなく、巡回して参加学生の活動状況を確認したり、フォローに入ったり、みんなが気持ちよく活動できるように調整するのが主な役目でした。休憩のスケジューリングなど、計画通りにいかないこともありましたが、全員が活動を楽しめたようで今はホッとしています。
- 今後チャレンジしていきたいこと
- これからもいろいろな活動に参加して、まだボランティアをしたことがない学生たちにその魅力を伝えていけたらと思っています。その中でリーダー役の経験を積み、運営スキルも身につけていきたいです!
新型コロナの影響で3年ぶりの開催でしたが、私たちも驚くほど大勢の方が足を運んでくれました。
済美カーニバルのボランティアは初めての方でもトライしやすい活動です。お祭りの賑やかな雰囲気も楽しめるので、ぜひ気軽に参加してみてください。さまざまな交流を重ねる中で、いつか済美地域がECCのみなさんにとっての「第2のふるさと」になれば嬉しいですね。
北区民生委員児童委員協議会会長
吉川郁夫様
今回の取材で久しぶりに「盆踊り」を見学しました。“月が~出た出た~♪“でおなじみの「炭坑節」は小さいころ大好きだった曲で、イントロが始まった瞬間、懐かしさで胸がいっぱいになりました。
盆踊りの音楽、提灯の光、鉄板焼きの香り…会場にいると忘れかけていた“日本の夏”が次々と体に飛び込んできました。やっぱり夏はこうじゃないと!とお祭りの大切さを改めて感じた取材でした。(ハピボラ編集部)