学生たちの腕前が光る、人気のフェイスペイント。
大阪市北区の大阪市立中津小学校を舞台に毎年開かれる、夏の風物詩といえば中津納涼祭。この辺りでは神社等で行われる夏祭りがないことから、「子どもたちが楽しめるように」と、地域の人たちが連携して毎年納涼祭が開催されてきました。校庭にはたくさんの模擬店やゲームの出店が。ECCアーティスト美容専門学校の学生たちも、お祭りを盛り上げる一員として毎年フェイスペイントを担当しています。
日が暮れはじめると、アナウンスと共に待ちに待った盆踊りがスタート。提灯の灯りのもと、大人も子どもも一緒に櫓を囲んで踊り、中津の夏を盛り上げていきます。
9種類のイラスト見本をもとに、子どもたちから注文を受けて行うフェイスペイント。幅広い年齢層の子どもたちがお客さんになるので、一人ひとりにあった話しかけ方や提案の仕方が試されるようです。最初は緊張していた子どもたちも、できあがった顔を鏡で見ると表情がパッと華やかに。お祭りという非日常の空間で、いつもと違う姿に変身でき、大満足な様子でした。
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色とりどりの浴衣やフェイスペイントで、お祭りムードを楽しむ子どもたち。盆踊りも積極的に踊っています。
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納涼祭スタートの合図とともに、フェイスペイントのブースは溢れんばかりの子どもたち! みんな始まるのを楽しみに、並んで待っていました。
9種類のイラスト見本をもとに、子どもたちから注文を受けて行うフェイスペイント。幅広い年齢層の子どもたちがお客さんになるので、一人ひとりにあった話しかけ方や提案の仕方が試されるようです。最初は緊張していた子どもたちも、できあがった顔を鏡で見ると表情がパッと華やかに。お祭りという非日常の空間で、いつもと違う姿に変身でき、大満足な様子でした。
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希望者が多いため、スムーズに進められるように、待っている間にイラスト見本を見せて希望のペイントを相談。
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たくさんある色の中から、好きな色を選びます。恥ずかしそうにしている子にも、どの色を使いたいか優しく尋ねていきました。
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空き時間を使って練習。初めて使う道具なので、きれいに表現できるよう研究していました。
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お客さんは子どもだけでなく、大人の方も。「鬼滅の刃のキャラクターと同じフェイスペイントにしたい」という注文に、頑張って答えました!
ECCアーティスト美容専門学校の学生さんのフェイスペイントは、毎年恒例の人気コーナーです。地域の人もフェイスペイントの出店を覚えていて、いつも楽しみに遊びにきてくれています。出店中は忙しいと思いますが、ぜひゲームや模擬店を楽しんで、お祭り自体を味わい地域のことを知ってもらえたら嬉しいです。
中津地域活動協議会会長
花咲典之様
丹波美優さん
ECCアーティスト美容専門学校
ヘアメイクアーティストコースコース 1年
- 参加したきっかけは?
- 子どもと関わることやボランティア活動がもともと好きで、高校生の頃から地元で、スポーツ少年団によるボランティアなどへ参加していました。今回も子どもたちへフェイスペイントをする、ということで、ぜひ参加したいと思いました。フェイスペイント用の絵の具は今まで使ったことがなかったので、滲まないように水を調整するなど、慣れるまでは少し難しかったです。できあがった時に、子どもたちがみんなニコッと笑顔を見せてくれて、とても嬉しかったです。
加藤凪紗さん
ECCアーティスト美容専門学校
ヘアメイクアーティストコースコース 1年
- 参加してみてどうでしたか?
- フェイスペイントをしている時に子どもたちに話しかけると、振り向いたり動いたりしてしまうので、上手に描くのは少し難しかったです。ペイントは見本があり、最初からなりたいイメージが決まっている子もいれば、こちらから提案して決まる子もいて、さまざまでした。蝶々には触覚をつけてみたり、ハートの時は「小さいのを、いっぱい描く?」と聞いてみたり、少しずつ違いが出せるように提案してみました。できあがりを見せると笑顔で喜んでくれるのが嬉しく、来年もぜひ参加したいです。
お祭りスタートのアナウンスが流れる前から、フェイスペイントのテントの前には長蛇の列が! 花咲さんとのお話の中で「みんなが毎年楽しみにしているコーナー」と教えてもらい、開始前から人が並ぶ理由がわかりました。
Tシャツや短パンなど普段着姿の子どもたちも、顔にペイントが入った瞬間、元気が倍になりお祭り仕様に。友達同士でどんなペイントにするか話し合っている様子も印象的でした。さらには子どもだけでなく、保護者の方をはじめとした大人たちもペイントの列に。学生たちが一人ずつの希望をきちんとヒアリングし手腕を振るうからこそ、さまざまな世代が満足し楽しめるのだなと実感しました。来年もぜひたくさんの学生に参加してもらい、地域の人たちのお祭りムードを盛り上げてほしいなと思います。(ハピボラ編集部)