ACTIVITIES

Event Report

イザ!
カエルキャラバン!

2019.09.08

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防災訓練×おもちゃ交換
楽しみながら学べる防災イベント。

「イザ!カエルキャラバン!」は、おもちゃ交換会と体験型の防災プログラムを組み合せたイベント。これまでの震災での教訓を、ゲーム感覚で楽しんでもらいながら若い世代にも伝えたいという思いからはじまりました。
子どもたちは、いらなくなったおもちゃを受付ブースに持参。おもちゃは審査員によって「なかなか・そこそこ」などにランク付けされ、それらに応じた「カエルポイント」をゲットすることができます。またポイントは、防災プログラムに参加することでも獲得可能。貯まったポイントはイベント会場にあるおもちゃと交換することができます。1ポイントでも多く貯めて欲しいおもちゃを手に入れるため、防災プログラムの席にはたくさんの子どもたちの姿が。「防災」と聞くと二の足を踏んでしまう子ども世代の目線に合わせたプログラムになっています。
ボランティア学生たちはイベント受付ブースで、持参したおもちゃの審査やポイント確認を担当。来場者の多さに圧倒されつつも、テキパキと仕事をこなしていきました。より楽しく、より気持ち良く学べる場をつくろうと全員で奮闘した一日を取材しました。

  • 会場は、大阪市の北区民センター。受付には、スタート直後から長蛇の列が。 

  • 審査したものをおもちゃブースへ運搬。置いている最中も、おもちゃを探しに子どもたちがどんどん集まってきます。 

  • ブースから選んできたおもちゃを子どもたちが貯めたカエルポイントと交換。いろんな会話が生まれるポジションです。 

  • 子どもたちにとって、おもちゃの交換は真剣勝負。次々と問い合わせが寄せられ、学生たちはひとつひとつ答えていきました。 

  • 初参加ですこし戸惑っている子どもには、スタッフたちが「こんにちは」と積極的に声をかけてフォローします。 

  • 防災プログラムのなかには、介助犬との接し方を学ぶものも。講演された兵庫介助犬協会の方によると「介助犬はかわいそうだというイメージを持つ人もいますが、彼らにとって人を助けることは『ルールのある遊び』のひとつ」なんだそうです。 

  • 無償で行われている「おもちゃ病院」ではボランティアの方々が丁寧に診察〜治療していました。月に1回、区民センターをはじめ全国の公共施設で開設しているそう! 

ACTIVITY PHOTO

  • 会場は、大阪市の北区民センター。受付には、スタート直後から長蛇の列が。 

  • 審査したものをおもちゃブースへ運搬。置いている最中も、おもちゃを探しに子どもたちがどんどん集まってきます。 

  • ブースから選んできたおもちゃを子どもたちが貯めたカエルポイントと交換。いろんな会話が生まれるポジションです。 

  • 子どもたちにとって、おもちゃの交換は真剣勝負。次々と問い合わせが寄せられ、学生たちはひとつひとつ答えていきました。 

  • 初参加ですこし戸惑っている子どもには、スタッフたちが「こんにちは」と積極的に声をかけてフォローします。 

  • 防災プログラムのなかには、介助犬との接し方を学ぶものも。講演された兵庫介助犬協会の方によると「介助犬はかわいそうだというイメージを持つ人もいますが、彼らにとって人を助けることは『ルールのある遊び』のひとつ」なんだそうです。 

  • 無償で行われている「おもちゃ病院」ではボランティアの方々が丁寧に診察〜治療していました。月に1回、区民センターをはじめ全国の公共施設で開設しているそう! 

INTERVIEW

黄 希君さん

ECC国際外語専門学校
日本語学科

新鮮だったイベント内容
前半は子どもたちのカエルポイントを記録するカード準備を担当し、後半はおもちゃの会計担当へ。そこでは、子どもたちとたくさん交流できました。率先して、挨拶したり話しかけるように意識して取り組みました。
区民同士でおもちゃをシェアしたり、防災グッズを作ったり、遊びながら防災について学べる点にとても好感を持ちました。私の出身地、中国・武漢(ブカン)は災害が少なく、消防車がやってきて防災訓練をするということもなかったので、今日はどのプログラムも新鮮でした。

萬代 裕貴さん

ECCコンピュータ専門学校
4年

このボランティアで難しかったこと
就職活動が落ち着いたので、先生の勧めもあり参加しました。今日は主役である子どもたちに楽しんでもらえるように心がけました。子どもと接することが好きなので、お会計の合間にたわいもない会話がたくさんできて、とても楽しかったです。
おもちゃを審査して、ランク別にシールを貼っていたのですが、最初は判断が難しくて戸惑いました。ビー玉やスーパーボールなどの細かいおもちゃは袋に入れて1セットにするなど、工夫しながら進めているうちに感覚を掴んでいくことができました。
想像以上に来場者が多く、会場はとてもにぎやかでした。準備は大変でしたが、それを上回る楽しさでした。

MESSAGE

災害時に避難所へやってくると、知らない方とコミュニケーションをとらなければならなかったり、介助犬と接するシーンも出てくるかもしれません。ボランティアに取り組みつつ、ここがもし避難所だったら…と考えながら、自身の防災意識について振り返る機会にしてもらえたら嬉しいです。

カエルキャラバン実行委員会 難波 啓祐様

EDITOR'S NOTE

この日配布されていた会場マップの裏面には、災害時の備蓄チェックリストが掲載されていました。私もチェックしてみたのですが、思った以上に準備できておらず唖然。帰宅後、参加賞でいただいた水とグラノーラを避難用リュックに入れ、もう一度バックの中を見直しました。

(ハピボラ編集部)