ポップなペイントでお手伝い
良く晴れた5月の休日。大正区泉尾北小学校の校庭に、一日限定のカフェがオープンしました。地域で定期開催されている「ふれあい喫茶」のスペシャルイベントで、同校に通う子どもたちが店員となり来場者をおもてなしします。配膳する姿をよく見てみると、目元や腕にポップなペイントが!実はすべて、ECCアーティスト美容専門学校ヘアメイクコースの学生たちがひとつひとつ施術しました。カフェオープン後は、誰でも参加できるフェイスペイントブースを展開しました。
当日は予想を超える150名以上の地域住民が来場。子どもからお年寄りまでさまざまな世代が行き交う場に。学生たちはこれまで磨いてきたメイク技術を駆使しながら、スペシャルな一日に華を添えました。
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青空の下、5月のさわやかな風が通る校庭にカフェがオープンしました。
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まずは、カフェ店員の子どもたちを施術。食べ物やサッカーボールなど、学生たちは事前に絵柄を考案してきました。
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カフェオープン後は誰もが参加できるペイントブースに。子どもたちが多いと思いきや、ペイントを楽しもうと大人も次々とやってきました。
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「めっちゃいい!」子どもたちからハイタッチ!メイクの持つ力を改めて実感するひとときに。
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休憩時間には、子どもたちによるカフェも堪能しました。大人顔負けの所作に学生たちも感動!
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参加したヘアメイクコースの2・3年生。就活や授業のことなど学年を超えて情報交換する場にも。
谷口 愛海さん(左)
丸岡 桜さん(右)
ECCアーティスト美容専門学校
ヘアメイクコース 3年
- 活動を終えての感想
- 今日は世代にあわせた言葉遣いをするように心がけていました。特に小さいお子さんの場合は、怖い印象を与えないようにゆったりとした口調で話しました。いろんな方と接してみて、改めて接客スキルをもっと磨かなければと思いました。(谷口さん・左)
こんなに筆先を見つめられながら施術するのは初めてでした。内心ドキドキだったので、自分から話しかけながら緊張をほぐしていました。ご自身のペットを描いてほしいといらした女性がいて、写真を拝見しつつ、特徴をヒアリングしながら仕上げました。想像以上に喜んでもらえて嬉しかったです!(丸岡さん・右)
三本 佳乃さん(左)
中島 心さん(右)
ECCアーティスト美容専門学校
ヘアメイクコース 2年
- 活動を通して気づいたこと
- 小学生のペイントをした際、最初は質問に対して頷くだけだったのですが、粘り強く接していると、だんだん話してくれるようになりました。今日のように自分から率先して話しかけていくことはとても大事なことだなと思いました。(三本さん・左)
今日はさまざまな世代の方の施術を担当しました。ご年配の方を担当した際は肌質の違いに戸惑いましたが、描いていくなかで感覚がつかめてきました。後半は心にゆとりも出てきて、施術中のコミュニケーションもしっかりと楽しむことができました!(中島さん・右)
毎年春に開催している「いずきたカーニバル」が昨年に続き延期となり、代わりに何かできないかと考えこのイベントを企画しました。子どもたちも久々の催し物にとても張り切っていましたね。学生さんは子どもたちと年齢も近く、彼らにとっても話しかけやすい存在だと思います。ブースでカフェで、いろいろなところでコミュニケーションを楽しんでください。
泉尾北地域まちづくり実行委員会委員長
川上満 様
今回のふれあい喫茶のメニューは、トーストとドリンクがセットになったモーニングメニュー。時間の関係で食べること適わずでしたが、とっても美味しそうでした。新型コロナ感染防止のために、今回は現地での調理は無し。一生懸命におもてなしする姿に、ECCの学生たちも、会場の大人たちはすっかり暖かく見守るモードに。無事役目を終えた子どもたちに拍手を送ったり、ハイタッチしたり…。心があたたかくなる幸せいっぱいのイベントでした。(ハピボラ編集部)