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Event Report

アイハウスde多文化体験(留学生による自国の文化紹介)

2018.08.11

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大阪にいながらにして世界旅行に!?
学びに満ちた多文化体験。

「アイハウスde多文化体験」は、大阪国際交流センターが主催する国際交流イベント。留学生や在日外国人が自国の文化を紹介し、楽しみながら様々な国や地域の文化を学ぶことができます。今回は約20の国からプレゼンターがエントリー、山口学園からはベトナム、スリランカ、中国、台湾の4チームが参加しました。朝食づくりの実演や食生活のこと、言葉や挨拶の紹介、そして京劇の基本を知る講座など、外国人学生それぞれが考えたプログラムが行われました。日本人の学生ボランティアがサポートメンバーとして進行をフォロー。皆が一丸となってプログラム運営にあたりました。どのブースも多数の見学者が訪れて、大盛況のうちにイベントは終了。さまざまな国の文化を眼の前で感じながら、食べて、踊って、体験する。大阪にいながらにして、1日で世界を旅しているかのような、刺激と学びに満ちた一日になりました。

  • トップバッターを務めたのは台湾チーム。プレゼンターを務めた王品喬さんと、調理担当の盧弘仲さん。二人は今年の春からの留学生ですが、日本語でのプレゼンに挑戦しました。 

  • 歌手ジェイ・チョウの歌声が流れるなかで、台湾の定番朝ごはん「培根蛋餅(べいぐんだんびん)」が完成。アツアツの卵が食欲をそそります。 

  • サポートチームが準備や来場者対応でプログラム運営を支えます。海外の文化を学びたいとボランティアに参加しました。以前に行った台湾旅行が楽しくて、このチームを希望したという学生も。 

  • プレゼンが進む仲で、自然にブースの周りに人だかりができていきました。見学者からの質問にも日本語で答えた二人。これまで学んできた語学を実践する場となりました。プレゼン担当の王さんは「会場のみんなが優しかったので乗り切れた」と語りました。 

  • スリランカチームでメインプレゼンターを務めたウチンドゥさん。今回が2回目の参加ということもあり、堂々としたプレゼンテーションを披露。「スリランカに行きたくなった、という感想を聞くと、本当に嬉しいんです」と手応えを感じていました。 

  • プレゼンのサポートに入った学生たち。スリランカ人のトウランジャナさんは今年の春に来日したばかり。先輩のスピーチを聞いて学ぶことが多く、参加して本当に良かったと笑顔で語りました。 

  • スリランカの数字の数え方をレクチャーしたカンターレさん。社会人を経て日本に留学中です。「ボランティアスタッフの数が増えたことで心に余裕ができた。楽しんで積極的に話せたと思う」と自身の登壇を振り返りました。 

  • ベトナムチームは「バインミー」作りに挑戦。留学生4人+日本人サポーター2人でプレゼンテーションに臨みました。2ヶ月前から準備を重ねて、いよいよ本番です。 

  • バインミーはベトナムのサンドイッチ。各テーブルに置かれた香草やハムなどの食材を、自分の好みでパンに挟んでいきます。美味しそうな出来上がりに、みんなが思わず笑顔に。 

  • メインプレゼンターを務めたグエンティさんは、他のメンバーによれば「一番のしっかり者」。チームリーダーとして活躍しました。ベトナムの文化を紹介したいと、初めての参加を決めました。 

  • テーブルでレクチャーする様子を見守る吉田さん。日本人サポーターはスケジュール調整や予算のことなど事前マネージメントで大きな役割を果たしました。 

  • ラストは中国チーム。小さい頃から京劇に親しんできた周青華さんが、京劇の魅力をプレゼンテーションしました。熱のこもったプレゼンに見学者は次第に引き込まれていきます。 

  • 京劇俳優のしぐさを学ぶ実演パートでは、ムチを持って子どもたちと一緒に。観ているみんなが笑顔になるひとときでした。 

  • サポーターとして参加したブラジル人のルーカスさん。京劇の小道具作りを担当しました。言葉の壁がある中での協働作業でしたが、出来上がったものは周さんも納得の仕上がり。 

  • 最後は全員がひとつの場所に集まってフィナーレを迎えました。飛び入りでピアノ伴奏をやってのけた的場さんのおかげで会場は大盛り上がり。国を超えたハッピーな交流会になりました。 

ACTIVITY PHOTO

  • トップバッターを務めたのは台湾チーム。プレゼンターを務めた王品喬さんと、調理担当の盧弘仲さん。二人は今年の春からの留学生ですが、日本語でのプレゼンに挑戦しました。 

  • 歌手ジェイ・チョウの歌声が流れるなかで、台湾の定番朝ごはん「培根蛋餅(べいぐんだんびん)」が完成。アツアツの卵が食欲をそそります。 

  • サポートチームが準備や来場者対応でプログラム運営を支えます。海外の文化を学びたいとボランティアに参加しました。以前に行った台湾旅行が楽しくて、このチームを希望したという学生も。 

  • プレゼンが進む仲で、自然にブースの周りに人だかりができていきました。見学者からの質問にも日本語で答えた二人。これまで学んできた語学を実践する場となりました。プレゼン担当の王さんは「会場のみんなが優しかったので乗り切れた」と語りました。 

  • スリランカチームでメインプレゼンターを務めたウチンドゥさん。今回が2回目の参加ということもあり、堂々としたプレゼンテーションを披露。「スリランカに行きたくなった、という感想を聞くと、本当に嬉しいんです」と手応えを感じていました。 

  • プレゼンのサポートに入った学生たち。スリランカ人のトウランジャナさんは今年の春に来日したばかり。先輩のスピーチを聞いて学ぶことが多く、参加して本当に良かったと笑顔で語りました。 

  • スリランカの数字の数え方をレクチャーしたカンターレさん。社会人を経て日本に留学中です。「ボランティアスタッフの数が増えたことで心に余裕ができた。楽しんで積極的に話せたと思う」と自身の登壇を振り返りました。 

  • ベトナムチームは「バインミー」作りに挑戦。留学生4人+日本人サポーター2人でプレゼンテーションに臨みました。2ヶ月前から準備を重ねて、いよいよ本番です。 

  • バインミーはベトナムのサンドイッチ。各テーブルに置かれた香草やハムなどの食材を、自分の好みでパンに挟んでいきます。美味しそうな出来上がりに、みんなが思わず笑顔に。 

  • メインプレゼンターを務めたグエンティさんは、他のメンバーによれば「一番のしっかり者」。チームリーダーとして活躍しました。ベトナムの文化を紹介したいと、初めての参加を決めました。 

  • テーブルでレクチャーする様子を見守る吉田さん。日本人サポーターはスケジュール調整や予算のことなど事前マネージメントで大きな役割を果たしました。 

  • ラストは中国チーム。小さい頃から京劇に親しんできた周青華さんが、京劇の魅力をプレゼンテーションしました。熱のこもったプレゼンに見学者は次第に引き込まれていきます。 

  • 京劇俳優のしぐさを学ぶ実演パートでは、ムチを持って子どもたちと一緒に。観ているみんなが笑顔になるひとときでした。 

  • サポーターとして参加したブラジル人のルーカスさん。京劇の小道具作りを担当しました。言葉の壁がある中での協働作業でしたが、出来上がったものは周さんも納得の仕上がり。 

  • 最後は全員がひとつの場所に集まってフィナーレを迎えました。飛び入りでピアノ伴奏をやってのけた的場さんのおかげで会場は大盛り上がり。国を超えたハッピーな交流会になりました。 

INTERVIEW

DO THI HONG NHUNGさん

ECC国際外語専門学校
国際ビジネスコース

参加した感想を聞かせてください
思ったより難しかったし、緊張しました。プログラムを見に来てくれたベトナム人の人に出会いましたが、私達よりずっと日本語がうまくて、思わずいいなぁと憧れてしまいました。

王 品喬さん

ECC国際外語専門学校
日本語学科

自分のプレゼンに点数をつけるなら?
自分としては…出来は50点ぐらいです。でも参加して良かったと思っています。日本語の練習にも役立ったし、自信につながりました。またひとつ大人になったような気分です。プログラムでかけたJay Chouは台湾を代表するアーティスト。アジアで一番!世界で一番!みんなもぜひ聞いてください。

周 青華さん

ECCコンピュータ専門学校
Webデザインコース

プログラムで工夫したポイントはありますか?
最初は緊張しましたが、途中から会場の反応や様子を見れるようになってきて、時間配分を予定から変更して調整しました。おかげで良い形で終えることができました。祖父母から教わって、ずっと親しんできた京劇の面白さを知ってもらう場になったと思います。

Uchindu Shanakaさん

ECC国際外語専門学校
国際ビジネスコース

成長したと感じることはありますか?
今回で2回目になるのですが、去年よりもうまく出来た気がします。人前に立つことで緊張を克服する術を学んで度胸が付いてきました。また、学んできた日本語を試す機会として最適な場だと思います。ECC国際外語専門学校の先生や同級生と話しているときは、まちがった日本語でも汲み取って聞いてくれますが、このような場で話すことで、一般の人が理解してくれているか、きちんとした日本語が話せているか確かめることができるんです。

大谷美結さん

ECC国際外語専門学校
大学編入コース

初めてのボランティアを終えた感想は?
本番にお湯がなくなるトラブルがありましたが、なんとかみんなの協力で乗り切れました。スリランカの学生たちは日本語がとても上手だなと思います。たくさん話しもできて、学科を超えて仲良くなれたのがとても嬉しいです。大阪マラソンのボランティアにも参加します!

MESSAGE

回を追うごとに輪が広がってきているのを実感します。若いボランティアがもっと増えてほしいので、積極的な参加をお待ちしています。来年度の「アイハウスde多文化体験」はボランティア募集は5月ごろ、イベント見学は7月ごろから情報が出てくるのでぜひチェックしてください。

ジョン・ヘユン様(大阪国際交流センター)

EDITOR'S NOTE

「アイハウスde多文化体験」は今年で4回目。第1回は山口学園の校舎で開催された、とてもゆかりの深いイベントです。終始アットホームな雰囲気で、大人から子どもまで、誰もが楽しんで他国の文化を学ぶことができる一日になったはず。私達も取材しながらも、それぞれのプレゼンテーションに思わず聞き入ってしまいました。1日で様々な国のカルチャーを知れる機会なので、国際的な仕事がしたい人はこのイベントへの参加は意外とマストかも。

(ハピボラ編集部)