特殊メイクアーティストたちが大活躍。
10月が終わりに近づくと街がハロウィンムードでいっぱいになります。そんな時期に、大阪・中津エリアでも子どもたちを対象としたイベント「なかつはぐくみ ハロウィンパーティー」が開催されました。会場である中津福祉会館の1階ではフェイスペイントコーナー、2階では子ども向けのゲームプログラムが行われました。1階の「フェイスペイント」はイベントの目玉企画で、担当するのは、ECCアーティスト美容専門学校特殊メイクアーティストコースの学生たち。来場者の間で大好評のフェイスペイントは、今年で4回目の開催になります。ペイントコーナーだけでなく、2階のゲームコーナーでも学生たちは補助スタッフとして参加します。開場する前から入口に行列ができるほどの盛況ぶり。開始と同時に、たくさんの子どもたちが駆け込んできました。そんな楽しいハロウィンパーティーを取材しました。
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開始直後のフェイスペイントコーナーの様子。たくさんの子どもたちであっという間に満席に。
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カボチャやおばけなどのハロウィンらしいイラストの中から、子どもたちにひとつ好きなイラストを選んでもらいます。迷っている子どもには「これはどうかな?」と提案するなど、コミュニケーションも欠かしません。
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選んでもらったイラストを頬に描いていきます。子どもの表情をみながら、素早く仕上げていきます。
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頬ではなく、手にペイントしてもらう子どもたちも。自分の手にスルスルと描かれていくイラストを、興味津々で見つめていました。
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ペイントした顔を鏡でチェック。ひとりひとり違う反応を見せる子どもに、学生たちも終始楽しそうでした。
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2階のゲームコーナーの様子。運営スタッフに交じって、学生たちも会場を盛り上げます。
米村 美優紀さん
ECCアーティスト美容専門学校
特殊メイクアーティストコース1年
- 特殊メイクの道を志したきっかけ
- 子どもたちはペイント中じっとしてられないので、できるだけ早く仕上げるように心がけました。子どもたちの喜んでいる姿を見ると、とても嬉しかったです。鏡でペイントを見て、嬉しさと驚きが混じったような表情をする子どももいてすごく可愛かったです。私は小さいころからホラー映画が好きなのですが、小学生の時に地域のイベントで特殊メイクをしてもらったことがきっかけでこの道を志しました。逆の立場になり、少し不思議な気分でした。
大塚 美空さん
ECCアーティスト美容専門学校
特殊メイクアーティストコース1年
- 今回のボランティアで工夫したこと
- 子どもを対象としたボランティアは2回目なのですが、難しかったです。小さい子は特に頬にペイントするのを嫌がる傾向があります。どうしたらペイントの時間を楽しくできるか考えながら描いていました。怖がっている子には、自分の頬に描いて「怖くないよ〜」って見せてからペイントしました。ペイント後、鏡を見て喜んでくれたのが嬉しかったです。
このハロウィンパーティーは、中津エリアの地域交流の入口になるようなイベントです。これまで地域交流イベントに参加したことがない若い方々も参加しやすいような規模で開催しています。昨年の来場者数は約100名。ここから納涼祭など大きなイベントにも参加するきっかけになればと思います。納涼祭でもECCアーティスト美容専門学校さんのペイントは大人気なんですよ。
畠 礼子様(中津地域活動協議会)
学生たちによるペイントは完成度が高く、何度も鏡で顔を眺めたり、ご両親に自慢げに見せている子もいました。ハロウィンメイクをした子どもたちは、1人ずつ撮影したいくらい可愛かったです。今回参加した学生の中には、地域イベントで特殊メイクを体験し、この道を志した方もいました。(参加者インタビューの米村さんをご覧ください。)イベントに参加した子どもたちの中から、将来特殊メイクアーティストが誕生するかも!?