お客様の思い出に残る一枚を
ブライダル・ウェディングコースの2年生が取り組むプロジェクト「マタニティフォト」。妊娠7~9ヶ月を迎える妊婦様とご家族を学校にお招きし、プロカメラマンによる撮影写真をプレゼントするというもの。当日は近隣にお住まいの方をはじめとした、6組のお客様が来場されました。お一組につき一人の学生が専属でプロデュースを担当。ヘアメイクからフィッティング、撮影の演出まで、ほとんどの工程をすべて一人で担います。お客様の要望に柔軟に答えるのはもちろんのこと、それぞれのアイデアで“ひと工夫”を加える学生たち。その姿からは「お客様にもっと喜んでいただきたい!」というおもてなしの心が溢れ出ていました。
今回は、岡本さんが担当されたお一組の撮影現場に密着!準備中もおしゃべりでお客様を楽しませていました。
学生たちはそれぞれ事前にメールでヒアリングを実施。資料をご覧いただきながらポージングを提案していました。
お腹にいる赤ちゃんと糸電話で話すという、なんとも可愛らしい演出!撮影にのぞむお客様の表情も一層にこやかに。
カメラマンさんに構図のイメージなどを伝え、いよいよ撮影スタート!演出用小物はすべて学生たちが事前に準備・制作しました。
今しか残せない貴重な瞬間のために、ほんのわずかな調整も怠りません。最後の最後まで最高の一枚を追求し続けました。
無事に撮影が終了!お見送りの際、お客様から「体に気を付けて勉強がんばってね」とエールをもらった岡本さん。お客様のみならず学生自身の心にも残る一日となりました。
岡本さん
ECCアーティスト美容専門学校
ブライダル・ウェディングコース 2年
- 活動中に難しかったことは
- 妊婦様の接客は初めてだったので、仕上がり写真のイメージの他に今の体調やお腹のサイズなども伺い、できる限りお体に負担のかからないポージングを提案しようと考えていました。撮影スタジオに入った直後は緊張してカメラマンさんにうまく希望を伝えられなかったり、ポージングの指示に迷ってしまうこともあったのですが、場の雰囲気に慣れてくるとどんどん伝えられるようになっていきました。お見送りの際、お客様から感謝のお言葉とエールをいただきとても嬉しかったです。
槙さん
ECCアーティスト美容専門学校
ブライダル・ウェディングコース 2年
- 活動中に工夫したこと
- 最初から最後まですべて一人でプロデュースを担当するのは今回が初めてでした。本番に向けてヘアメイクを何度も練習しシミュレーションも行い、当日はしっかり時間管理をしながら進めました。また、妊婦様のご負担も最小限にしなければと、ひざ掛けやクッション、カイロなども準備し細心の注意を払いながらご案内しました。自分がイメージしていた以上の仕上がりで達成感がありましたし、お客様の笑顔を見て幸せな気持ちになりました。
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ブライダルは「お客様にもっと喜んでいただくには…」を考え続けるお仕事。そしてその考える過程もすごく楽しいんです。お客様の良い思い出をつくり上げれる喜び、お客様から感謝の言葉をいただいた時の喜び、そういったブライダルのお仕事の醍醐味を、この機会に味わってもらえていたら嬉しいです。
ブライダル・ウェディングコース
吉村先生
2025年3月をもってクローズすることが決定しているブライダル・ウェディングコース。地域と連携し、ブライダルのスキルを活かしながら数々の社会貢献活動を行ってきました。「ブライダルと社会貢献活動ってどちらも“おもてなし精神”があって、似ていると思うんです」と話す吉村先生。お話を伺っていて、取り組みの根幹にあるものは同じだなとひしひし感じました。
ブライダル・ウェディングコースの取材では幸せな瞬間にたくさん立ち会わせていただきました。貴重な経験を本当にありがとうございました!(ハピボラ編集部)