世代を超えてメイクを楽しむ
木の芽福祉会が運営する交流スペース「わかば」では、年間を通してさまざまなプログラムが実施されています。その一つ、ヘアメイクイベントが初めて開催されました。ECCアーティスト美容専門学校の学生たちはゲスト講師役として協力。「私をいきいきさせるメイクレッスン」と題して参加者を募集しました。“マンネリ化した自分メイクを打破したい!”と地域の20代からミドル世代まで、幅広い年代の方が参加。学生たちは持参したものに加え、積極的に参加者のメイク道具を使いポイントを説明しながら施術。「明日からのメイクが変わりそう」と参加者たちもにこやかな表情で仕上がりを見つめていました。イベント後は、改めて担当学生に感謝の伝える方もいるなど、参加者にとってかけがえのない時間になったようでした。
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会場は神戸市東灘区の御影駅から10分程度。酒蔵が立ち並ぶまちにありました。
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施術をしながら注意点やポイントを説明していくので、とにかくわかりやすい!
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メイクアップアーティストの持ち道具に参加者も興味津々。
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メイクの完成を喜ぶひととき。終始笑顔の絶えないレッスンに。
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学生たちは「メイクの力ってやっぱりすごい!」と振り返りの時間で改めて確認しました。
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レッスン終了後、改めてお礼を伝えに来る方も。時間ギリギリまでメイクの話に花を咲かせていました。
亀田まといさん
ECCアーティスト美容専門学校
ヘアメイクアーティストコース 3年
- 活動中に心がけていたこと
- 私はどんな現場でも、普段からマイナスな言葉は使わないように心がけています。今日もコンプレックスがあるとおっしゃる方がいたので、「メイクすれば活かせますよ!」と実演しながら伝えました。やっぱりメイクは気分が上がりますし、どんなこともプラスに変えていけるものだと思っています。今日のレッスンをきっかけに、普段あまりお化粧されない方も「明日してみようかな」「あのメイクちょっと取り入れてみようかな」と思ってもらえていたら私も嬉しいです!
磯部詞菜さん
ECCアーティスト美容専門学校
ヘアメイクアーティストコース 1年
- この活動で嬉しかったこと
- 福祉施設でのメイクボランティアは初めてでとても緊張しました。喜んでもらえるか不安だったのですが、仕上がりを見て「ありがとう」「嬉しいです」とたくさんお礼の言葉をかけてくださり、表情もすごく明るくなられたので、私も感動で涙が溢れてきて…本当に参加してよかったと思いました。
私は将来、メイクで人を勇気づけるような仕事がしたいと考えています。今日のレッスンでその思いが一層強まりました。夢を叶えられるようにしっかりスキルを身につけていこうと思います!
メイク後の利用者さんの良い表情が忘れられないですね。利用者さん同士で褒め合ったり、楽しい会話がたくさん聞こえてきたりと良いこと尽くしで、大成功だったと思います!学生さんの技術力、コミュニケーション力の高さにも驚かされました。第2回開催もぜひお願いいたします!
社会福祉法人木の芽福祉会
地域活動支援センターわかば
井上春香様(写真左)、松田里佳子様(写真右)
今回の活動はECCにとってもわかばのみなさんにとっても初めての試み。最初は少し緊張感が漂っていました。しかし、施術が始るやいなや、化粧品トークに花が咲き、一気に和やかな雰囲気に!「やっぱりメイクってすごい!」と初っ端からその力を感じていました。
学生インタビューにも登場いただいた磯部さん。ご自身もメイクで自分に自信が持てるようになったお一人。「私が志した道は間違ってなかったと思えました」と涙ながらに語ってくれました。(ハピボラ編集部)