垣根を越えた交流が生まれる場に
開催8年目を迎えた「ミーツ・ザ・福祉」。障がいのある人もない人も楽しめるフェスで、毎年尼崎市で開催されています。約60店舗のフード、物販の出店ブースやパフォーマンスステージ、体験コンテンツが来場者を楽しませます。本イベントの魅力は、さまざまなヒト、モノ、コトに出会えるところ。今年も来場者とスタッフが楽しくおしゃべりしていたり、一緒にワークショップに取り組んでいたり、垣根を越えた交流もそこかしこで生まれていました。
ECCのボランティア学生3名は当日のサポートスタッフとして参加。他のサポートスタッフと力を合わせてブース運営を行いました。今回は「避難所シミュレーションブース」、「ドリンク販売ブース」での活動のようすを取材。どちらのブースからも楽しそうな笑い声が聞こえ、のびのびとコミュニケーションを楽しむ学生たちの姿がありました。
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会場は尼崎市役所の目と鼻の先にある「橘公園野球場」
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今回初めて会場に設置された「トヨタモバイルトイレ」。福祉の”最先端”に触れる機会にも
ECCのボランティア学生3名は当日のサポートスタッフとして参加。他のサポートスタッフと力を合わせてブース運営を行いました。今回は「避難所シミュレーションブース」、「ドリンク販売ブース」での活動のようすを取材。どちらのブースからも楽しそうな笑い声が聞こえ、のびのびとコミュニケーションを楽しむ学生たちの姿がありました。
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今回は、中国、タイ、ミャンマーからの留学生3名が参加!
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尼崎市自立支援協議会による「避難所シミュレーションブース」。ECCボランティア学生たちはクイズコーナーを担当しました。
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活動前には自立支援協議会の方々から日本の防災事情をレクチャーいただく時間も。
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ワイワイ楽しそうに接客していた「ドリンク販売ブース」チーム。他のサポートスタッフさんも交えて記念写真!
多様性を大切にしたイベントなので、留学生の方々の参加はめちゃくちゃ嬉しいです!日本人は“ちゃんとしている”イメージがありますが、実は完璧ではなくて、一人ひとりできること、できないことがあります。「ミーツ・ザ・福祉」で様々なバックグラウンドを持った方、障がい者の方とふれあいながら、日本人のリアルな姿を知ってもらいたいですね。
ミーツ・ザ・福祉実行委員会 委員長 清田仁之様
ウーさん
ECCコンピュータ専門学校
システムエンジニアコース
国際エンジニア専攻 1年
(ミャンマー出身)
- 活動を通してどんな学びがありましたか?
- 「避難所シミュレーション」のブースでクイズのサポートをしました。大人よりも子どもの正解率のほうが高くて驚きました。大人はいろいろ考えすぎてしまうので、子どもたちのようにシンプルに考えることが大切なのかなと思いました。今日は初対面の方とたくさん日本語で会話することができました。困ったときは他のスタッフさんが優しく教えてくれたので、安心して活動できました!
ティラットさん
ECC国際外語専門学校
日本語学科
(タイ出身)
- 活動を通してどんな学びがありましたか?
- 来場者の方の対応をする前に、私たちも「避難所シミュレーション」のクイズにチャレンジしました。タイは地震が少ない国なので、避難所に対する意識はあまり高くありません。私は10年前の津波で初めて避難所の存在を知りました。クイズに答えながら、入口の場所をはじめ障がいを持った方はどんな場所だと暮らしやすいかなども初めて知ることができとても良い学びになりました。
セイゴさん
ECC国際外語専門学校
日本語学科
(中国出身)
- 活動中に嬉しかったことを教えてください!
- 日本のアニメで学園祭や地域のイベントの様子を見てとても面白そうだと前から興味を持っていました。私が担当した「ドリンクコーナー」はコンビニの接客に似ていました。合間にスタッフの方々とお話をしたのですが、さまざまなお仕事をしている方がいて、なかには東京から来た方もいました。日本語を使っていろんな人と話せたことがとても嬉しかったです!
「この何とも言えない穏やかで優しい空気感は唯一無二だなぁ」とミーツ・ザ・福祉に伺うたびに思います。Recommendationsの清田さんのお言葉にもありましたが、良い意味で”ちゃんとしてない”ところが、この空気感を生んでいるのかもしれません。失敗しても、間違えても、完璧にできなくてもここに居ていいんだ、と思えるってすごく幸せなこと。”ミーツ・ザ・福祉感”、一人でも多くの学生さんに体験してほしいです!(ハピボラ編集部)