新たな大阪の魅力。
「OSAKA光のルネサンス」は、冬の大阪を彩るアートの祭典。16回目の今回は12月14日~25日の12日間、歴史的な建造物が並ぶ中之島エリアで開催されました。ボランティア活動をする学生たちは「おもてなし隊」の一員として、パンフレットを配りながらの会場案内や、インフォメーションで問い合わせの対応などを行います。実行委員会の方によれば、ボランティアだけではなくイベント自体も楽しんでほしいとの思いから、活動前には会場ツアーも行われました。初めてイベントに来たという学生も多く、お客さんと同じくらい楽しみながら会場をまわっていました。これまで知らなかった大阪の魅力を知り、楽しみながら活動した日々を紹介します。
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大阪市中央公会堂のプロジェクションマッピング「ウォールタペストリー」。今年は開館100周年を記念し「百年の輝き」をテーマにした演出で行われました。
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まずは、実行委員のみなさんにイベント概要や「おもてなし隊」の心得などを教えていただきます。実行委員会の木下さんは「来場者の方々はもちろんですが、みなさんにもルネサンスのファンになっていただけたら嬉しいです。」とおっしゃっていました。
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その後、実行委員の方に案内してもらいながら、1時間ほどかけて会場を見学。ボランティア学生たちは数々のイルミネーションに心を躍らせていました。
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学生たちは各持ち場に分かれ、活動スタート。インフォメーションでは「ご来場ありがとうございます!」と爽やかな笑顔でお迎えしていました。
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学生たちは、順番にボランティアの合間に休憩をとっていきます。会場内のブースで食べ物を買い、休憩時間は目一杯イベントを楽しんでいました。
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活動後はアンケートを記入。実行委員会の方は「来年のイベントについて考える際、たいへん参考になっています。」とおっしゃっていました。
山口 唱さん
ECC国際外語専門学校
エアラインコース1年
- このボランティアで工夫したこと
- 「おもてなし隊」メンバーとしてお客様をご案内するためには知識が必要だと思い、事前にいただいた資料でイベントのことやパンフレットの何ページに何が載っているかなど予習をしてきていました。パンフレットを渡す短い時間で、いかにご案内ができるかを考えながら配っていました。また、有料だと思っている方が多くいらっしゃったので「お配りしている」という部分を強調して伝えていました。
- このボランティアで印象に残っていること
- 私自身イベントに初めて来たのですが、小さいお子さんから年配の方、海外の方など、幅広く来場されていて驚きました。ある方が「これは何のイベント?」と尋ねてこられ、ご説明したところ「今度は孫を連れて来ないと!」と嬉しそうにおっしゃってくださいました。次に繋がるご案内ができて、嬉しい気持ちになりました。海外からいらっしゃった方には英語版マップをお渡しし、ジェスチャーを交えながら英語でご案内しました。ご案内した方からは「英語うまいね!」と嬉しい一言もいただきました。
ボランティアの合間に、1時間半ほどイベントを楽しむ時間をつくっていただきました。実際お客様の立場になって楽しんだり、会場の雰囲気を感じることができたので、ご案内時にもとても役立ちました!
白髭 郁弥さん
ECC国際外語専門学校
国際ビジネスコース1年
- このボランティアで心がけていたこと
- パンフレットはこちらから積極的にお渡しするよう心がけていました。ボランティア活動の前に説明会があったので、お客様から北浜駅の場所を聞かれた時もすぐにご案内することができました。
イベントには初めて来たのですが、美しいゴスペルを聞いたり、イルミネーションを見たりできて楽しかったです。
前田 優吾さん
ECC国際外語専門学校
国際ビジネスコース1年
- ボランティアを終えての感想
- より多くのお客様にパンフレットを受け取っていただけるよう、会場で行われているイベントの開始時間を見計らい、お客様がたくさん集まる場所でパンフレットを配りました。
私は今回のボランティアをきっかけにこのイベントを知りました。ボランティア活動をしつつ、イベントも楽しむことができました。
語学のスキルアップはもちろんですが、このボランティアを機に、積極的に自分からアクションを起こせる学生さんが増えたら良いなと思っています。
そして、今回のボランティア活動を通して「光のルネサンス」のファンになってもらえたら、私たちも嬉しいですね。
木下 誠様(大阪市経済戦略局観光課)
12日間開催された「OSAKA光のルネサンス2018」。複数日ボランティア活動を行った学生は、日に日に増えていく来場者数に圧倒されたそう。
すべての観覧スポットを巡るには1時間半~2時間ほどかかる、規模の大きいイベント。学生たちも休憩時間だけでは巡りきれなかったようで、活動を終えてから再び会場へ向かい、今度は100%お客さんとしてイベントを楽しんでいました。