学生とまちの距離が近づく2時間。
大阪・梅田エリアで迷っている方を案内する活動「梅田まち案内エスコート」。今回は、この春入学した学生たちを含む、総勢15名が参加しました。普段は外国人観光客を案内することが多いこの活動、今回は10日間の大型連休初日ということもあり、帰省やレジャーで大阪を訪れる日本人から声をかけられる場面も。学生の中には梅田になじみのない人もいましたが、北区在住の方や区内の企業に勤める社会人の方々にまちのアレコレを教えていただきながらしっかりと案内役を務めました。移動中や待機中は、まちの開発の歴史やこれからの発展の可能性も聞くことができました。梅田を訪れる人に役立つだけではなく、学生とまちの距離がぐっと近づく2時間となりました。
今回は2018年に続き、2度目の取材。前年の様子はこちら(https://npo.ecc.ac.jp/activities/index.php?c=topics_view&pk=1539657010&cn=1)から。
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集合場所は、阪急百貨店横の広場。お揃いのビブスを着用し、案内時に注意することなど説明を受けます。
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2018年にリニューアルした「梅田新歩道橋」を使って、案内拠点へ。移動中も様々なまちの解説があり、知識が深まります。
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「困っている人って、行動や表情を見ていたらわかるんですよ。」とアドバイスをもらうボランティア学生たち。長年ボランティアを務める世古さんに、梅田のまちのこと、案内のコツなどを伝授いただき、いよいよ案内スタート。
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この春入学した、カ・タクゼンさんに道を尋ねてきたのは、東京、京都を経て大阪にやってきた中国人のご夫妻。梅田スカイビルへ行きたいとのことで、一緒にご案内へ。
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梅田スカイビルが見えてきました。最後の角でお見送りします。道中は、留学のことや故郷のことなど話が尽きませんでした。
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日が傾き始めた頃、無事に案内活動終了。皆さん、充実感のある表情で戻ってきました。最後に全員で集合写真を撮影!
中野桃花さん
ECC国際外語専門学校
エアラインコース 2年
- ボランティア中に工夫したことは
- 私は山口県出身で、大阪にきて1年が経ちます。今回は、バス乗り場とHEP FIVEに案内しました。どちらもよく行くところなので、自信を持って案内できました。案内中はなるべくお話しするよう心がけていました。もっとたくさんの方を案内したいなと思いました。
時田奈々海さん
ECC国際外語専門学校
エアラインコース 2年
- このボランティアで難しかったこと
- 私は奈良に住んでいるので、梅田エリアはまだまだ知らないことが多いんです。入学したての頃は、大阪駅の中でも迷うほどでした。なのでルート案内はグループの方に任せて、私はコミュニケーションをとることに力を入れました。いろんなところを案内して、こんな道があるんだなぁと知る機会になりました。
FAVA GIULIOさんさん
ECC国際外語専門学校
日本語学科
- このボランティアで嬉しかったこと
- この春から、2度目の日本での暮らしがはじまりました。6年前京都にいたこともあり、大阪駅も何度か訪れていたので、見覚えのある場所もありました。案内中は「食べ放題」「お買い得」という日本語を初めて知り、とても興味深かったです。また、ボランティアスタッフの方とも故郷・イタリアの話題で盛り上がれたのも嬉しかったです。
この活動をきっかけに、梅田のまちについて知ってもらい、愛着を持っていただけたらと思っています。まち案内をするには、中学校で学んだ英語のスキルがあれば十分。恥ずかしがらずにどんどん困っている人に声をかけてみてください。
世古 吉識様(キタ歓楽街環境浄化推進協議会)
今春入学したばかりの学生たちにとっては、この「まち案内エスコート」が初めてのボランティア活動。これから生活圏になっていく「梅田」を知るための、絶好の機会となりました。
ボランティアメンバーには、普段ホテル業界で働いている方や、地域のフリーペーパーを編集している人がいたり、さまざまなバックグラウンドを持った方々がいます。そんな多様な交流が自然とできるのも、このボランティアの魅力ですよ。