こどもも、大人も、若者も完全燃焼!
6月の初旬、毎年恒例の山王こどもセンターが主催する「初夏の大運動会」が開催されました。実はこの運動会、地域の方々にとっては35年以上も前から続いてきた「伝統行事」とも言えるイベント。当日はあいにくの空模様でしたが、地域の方々や近隣の児童館からの参加者も加わり、参加者は総勢80名オーバー!会場はぐずついた天気を吹き飛ばすような熱気でいっぱいです。参加したボランティアスタッフは、運動会の準備や進行サポートはもちろん、競技にも出場。砂埃まみれになりながら全力で楽しみました。こどもも、大人も、若者たちもみんないっしょに完全燃焼できた一日となりました。
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会場設営と事前ミーティングを終えてからは、受付ブースを担当します。ハチマキがうまく結べないこどもがいると、すかさずフォロー。
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BGMにあわせて各チームが入場し、いよいよ運動会がスタート。最初のプログラムは準備体操です。外国人の参加者もいるため、今回は英語バージョンの『ラジオ体操第1』でウォーミングアップ!
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円滑な運営や、会場の有効活用のためにはスタッフのサポートが欠かせません。競技前には、会場構成や役割を常に確認します。
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パン食い競争のお菓子版「たらたらしてんじゃねーよ!」では、大人もこどもも大歓声で競技を応援します。うまくできない子には、スタッフが間近で応援しました。
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こどもの部・大人の部に分けて行われた「綱引き」。大人たちは、こどもたちの歓声を背に、息をあわせて綱を引っ張りました。
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ボランティアスタッフたちは、「もも組」と「あお組」に分かれてそれぞれ同じカラーTシャツで当日に臨みました。
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段ボールの上にのせたボールを運ぶ「きょうりゅうのたまご」には、ボランティアスタッフも出場。こどもたちに声掛けしながら一緒に楽しみました。
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自分たちのチームの陣地にどれだけたくさんの古着をキープできるかを競う「ごうだつゲーム」は、この日一番の大歓声が会場に響きました。
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「組対抗リレー」は本日最後の競技。全員がバトンをつないでゴールを目指します。勝敗を決する大一番になりました。
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撤収後は山王こどもセンターに戻り、全員でミーティングへ。振り返りや次回に向けた改善点を共有し、この日の頑張りを互いにねぎらいました。
木下 侑香さん
ECC国際外語専門学校
海外インターンシップコース
/ホテル専攻 1年
- 今回のボランティアで心がけていたこと
- 将来ホテル業界で働く際のことも考え、こどもともっとコミュニケーションをとれるようになっておきたいと思い、参加しました。今日は、最初から積極的にこどもに声掛けをしようと心に決めていました。競技中に1人で遊んでいるこどもがいたのですが、こちらからどんどんコミュニケーションをとっていくことで「ゆうかー!」と名前を呼んでもらえるまで親しくなることができました。
運動会の準備は大変でしたが、本番中のこどもたちの笑顔を見て、頑張ってよかったなと思いました。
後藤田 悠さん
ECC国際外語専門学校
海外インターンシップコース
/ホテル専攻 1年
- このボランティアに参加したきっかけ
- 今回は木下さんから誘いを受け、楽しそうなイベント内容だなと思い、参加しました。担任の先生からは、ボランティア活動を経験しておくことで、初対面の方とコミュニケーションがとりやすくなりますよというアドバイスをいただきました。
活動スタート直後はとても戸惑いましたが、時間が経つにつれて緊張もほぐれ、周りの方と楽しく交流できるようになりました。競技の合間は、こどもたちと手押し相撲をしたり、大学生のボランティアスタッフの方と学校生活について話したりしていました。今後は、最初から積極的にコミュニケーションをとっていこうと思いました。
ボランティアのいいところは、学校生活では出会えないような人たちと交流することができる点だと思います。「初夏の大運動会」は、こどもから大人まで盛り上がれる伝統行事。こどもとのコミュニケーションも、大人とのコミュニケーションも楽しんでいただければと思います。
小林 大悟様(山王こどもセンター職員)
「たらたらしてんじゃねーよ!」や「きょうりゅうのたまご」など、印象的な競技名が並ぶプログラム。その中でも、私が一番印象に残ったのは「ごうだつゲーム」。陣地を守る人、古着を取りに行く人、お互いに手加減なし。終始手に汗握るような熱戦が繰り広げられました。運動会が終わった後、出場者たちは興奮冷めやらぬ状態でチームメンバーと競技の感想を語り合っていました。