総勢33名がまちの案内役に。
日暮れが徐々に早くなり始めた9月中旬、梅田まち案内エスコートが行われました。今回は過去最多33名の学生が阪急百貨店前に集合しました。一般参加者も含めると、総勢50名近くのボランティアがJR大阪駅周辺の3つの拠点に分かれて活動をスタート。
各拠点で2人1組のチームを組み、さらに細かい持ち場に分かれて案内を開始しました。連休ということもあり普段よりも人出が多い梅田で、目的地への行き方がわからない人を現地までエスコート。「知らない景色をみつけることができた」「新たな自分の一面に出会った」など、2時間ほどの活動中は学生にとって発見の連続だった様子。また、案内だけではなく、この活動の周知も大切なポイント。ずらりと並んだ緑ユニフォームは、行き交う人々の注目も集めることができました。
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参加者の中心は、今年度スタートした国際エアラインコース1年生。学びの一環として、社会貢献活動にも力を入れています。
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実行委員会の方々の言葉に真剣に耳を傾ける学生たち。初参加ならではのドキドキ感が伝わってきました。
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いよいよ活動スタート!関東から来られた女性2人組をグランフロント大阪までご案内します。
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初めて出会った方からいろんな質問をされることも。就職活動の面接のような緊張感を持ちつつ自分のことを話す貴重な機会に。
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このチームは、JR大阪駅から茶屋町の「梅田ロフト」までご案内。同世代ということもあり、到着した頃にはすっかり仲良しに!
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活動は18時に終了。案内中に起こった出来事などを報告し合いながら、それぞれが充実感を背に帰路につきました。
西岡 花菜さん
ECC国際外語専門学校
国際エアラインコース 1年
- このボランティアで得たこと
- 思っていたより声を掛けることに緊張せずに活動できました。普段じっと止まって人を見ることはないので、迷っている人を見極めるトレーニングをする機会になりました。仕草や行動を観察する力は、エアラインの仕事でも活きてくると思います。
石﨑 美帆さん
ECC国際外語専門学校
国際エアラインコース 1年
- この活動のおすすめポイント
- 今まで行ったことのない場所に行けたり、新たな発見もあったりするのがこのボランティアの良いところです。声を掛けた方に、逆にまちの最新情報を教わることもありました(笑)。色んな方と会話する機会があるので、コミュニケーション力アップにも繋がりました。
VU DUY DUCさん(左)
ECC国際外語専門学校
日本語学科 大学進学コース
(ベトナム出身)
Shrestha Rujalさん(右)
ECC国際外語専門学校
日本語学科 大学進学コース
(ネパール出身)
- 活動中に心がけていたこと
- スマートフォンでマップを見ている人がいたら、積極的に声を掛けるようにしていました。やはり最初は恥ずかしかったのですが、色んな人と話していく中でどんどん自信をもってコミュニケーションできるようになっていきました。(ドゥックさん)
- この活動で難しかったこと
- 入学して初めてのボランティア活動でした。若い人だとアプリの地図を見て自力で行くかなと思って、様子を見すぎてしまったのが反省点です。色んな人とのコミュニケーションを楽しむ気持ちで取り組めば、もっと積極的に声を掛けれたかなと思いました。(ルジャルさん)
高松 拓弥さん(左)
ECCコンピュータ専門学校
IT開発エキスパート 1年
栗田 洋輔さん(右)
ECC国際外語専門学校
大学編入コース 1年
- ボランティア活動を終えての感想
- 今日は2組ご案内することができました。実はあまり梅田に詳しくなくて不安もあったのですが、案内に同行してくれた、主催者の一人で大ベテランの難波さんが、いろんなまちの情報や抜け道などを教えてくれて、すごく勉強になりました。(高松さん)
- 印象に残っているエピソード
- 断られても会話ができたらOKだ!という気持ちで積極的に声を掛けていました。今日ご案内した中に沖縄の方がいて「梅田は人が多くて歩くのが大変」とおっしゃっていたので、私なりの“人混みすり抜け術”を伝えたり、楽しく案内できました。(栗田さん)
石束 春奈さん(中央)
ECC国際外語専門学校
海外インターンシップホテル専攻 1年(学生スタッフ)
- このボランティアで嬉しかったこと
- 自分は人見知りなところがあるので、それを克服したいと思い参加しました。
最初は緊張したり、考えすぎたりして躊躇していたのですが、このままではだめだと腹をくくって動いていくうちに、話しかけたり会話をすることも少しずつできるようになりました。打ち解けてきた話ができる瞬間もあって、すごく嬉しかったです。まだまだ頑張らないといけないですが、手ごたえを感じた2時間でした。
まち案内に同行して、新しい商業施設「LINKS」の存在を知りました。梅田に通勤している人にとっては当たり前かもしれないのですが、自分が梅田に行ってなさすぎたんだなと気づいて、平手打ちを食らったような気持ちに。
日々進化を続けるまちだからこそ、まち案内エスコートは不可欠なんだと、活動の存在意義をまざまざと感じる一日になりました。