その歴史を振り返る動画も制作
第一回開催から学生たちが運営に関わっている中崎町キャンドルナイト。例年はキャンドルイベントにあわせて、音楽や劇の上演も行われていますが、今年は新型コロナのため残念ながら中止という判断に。それに代わるコンテンツとして『済美のむかし』と題した、済美地域やキャンドルナイトの歴史を振り返るスペシャル動画を制作。山口学園の学生たちも全面協力し、イベント開催と同時に公開されることになりました。
キャンドルナイト当日は、22名の学生がボランティアに参加。毎年のことですが、会場の設営から装飾まで、地域の方々と一緒にお喋りも楽しみながら進められました。夕暮れ時に行われた点灯式はECCボランティア学生たちが司会を担当。その場にいるみんなで丁寧に作り上げたキャンドルは、日没とともに一層美しさが増し、まちを温かく照らし出しました。
※動画『済美のむかし』はこちらからご覧いただけます。→https://youtu.be/OSlI9D-hexM
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事前に行われた『済美のむかし』の収録。ECCボランティア学生たちと長年中崎町に住まわれている方々が参加し、アットホームな雰囲気のなか進められました。
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路面電車が走っていたことや廃校となった小学校のことなど、今まで知らなかった中崎町の姿が次々と語られます。学生たちはどんどんと質問を投げかけていました。
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いよいよキャンドルナイト当日です。集まった学生は総勢22名。さまざまなコースに所属する学生たちが一緒になって一つのものを作り上げます。
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キャンドルの設置はチームに分かれて行います。絵にかくと簡単なハート型ですが、キャンドルではそうもいきません。粘り強く修正していきます。
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こちらのチームは、木材で日本列島を表現!地域の方や学生同士でアイデアを出し合い、いろどり豊かな日本列島が出来上がりました。
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地域の方々との交流もこのボランティアの楽しさのひとつ。学校のこと、授業のこと、将来のこと、色んな話が弾みます。
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日が傾き始めた頃、点灯式が行われました。前田昌則 大阪市北区長の合図とともに一斉にキャンドルに火を灯していきます。
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この日は風もあり、点灯も一苦労。体を風除けにしたり、友達と協力したりして進めていました。
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日も暮れて会場はすっかり夜の姿に。近所の家族連れや偶然通りかかったカップルなどが次々と訪れていました。
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学生たちはそれぞれ写真を撮ったり会場を巡ったり。イベントを楽しみつつ、キャンドルのメンテナンスも行っていました。
阿部 心香さん
ECC国際外語専門学校
ホテルコース 1年
(センター学生スタッフ)
- 座談会の進行役を務めて…
- 中崎町(済美地区)は梅田に近いのでお店がたくさんある場所と思っていたのですが、みなさんのお話を聞いて昔から多くの人が暮らす場所というイメージに変わりました。また、このイベントの成り立ちを伺い、先輩たちが積み上げてきた中崎町との強い繋がりを私たちも受け継いでいかなくてはと使命感が生まれました。
- 活動中に印象に残ったエピソード
- キャンドルのセッティングは実行委員会の方が作ってくださったレイアウト図をもとに進めていきました。準備が終わってからホルダーが余っていたので、設置場所を追加しても良いか、思い切って地域の方に尋ねてみたんです。すぐに快諾いただいた上、新たなホルダーも持ってきてくださって、とても感動しました。中崎町のみなさんは本当に優しい方ばかりです!
柴田 咲来さん
ECC国際外語専門学校
海外インターンシップコース
エアライン専攻 1年
- このボランティアで嬉しかったこと
- 小さい子どもやご年配の方まで幅広い世代の方とコミュニケーションをとりたいと思って、さまざまなボランティア活動に参加しています。今日も地域の方とお話ししているなかで「成功するといいね」とエールをいただきとても嬉しかったです!また今回は留学生と交流するチャンスもたくさんありました。母国での生活について聞いたり、日本との違いを教えてもらったり…とにかくみんな日本語が堪能で驚きました。私も英語の勉強を頑張らないと!と気が引き締まりました。
Rodrigo Torazo Rodrigues Tsutsumiuchiさん
ECC国際外語専門学校
日本語学科
- 参加を考えている学生に向けて一言!
- ブラジルの大学に通っていたころからボランティアに興味がありました。ECC国際外語に入学して時間ができたので、チャレンジしてみることにしました。本当にたくさんのキャンドルを並べましたが、他のコースの学生や地域の方とコミュニケーションをとりながらだったのでとても楽しかったです。地域の方も気さくで、サッカーの話題で盛り上がりました。
コミュニケーションをとる機会がたくさんあるので、日本語力を磨きたい留学生はぜひ参加してみてください!
今回新たな試みとして座談会の配信を行いました。想定よりも濃密な内容になり、手ごたえも感じています。この動画を見て、もっとまちを好きになってもらえたら嬉しいですね。
キャンドルナイトは地域のつながりを強くするためのイベントです。この機会に、学内では経験できないフレッシュな交流を楽しんでください!
中崎町キャンドルナイト実行委員長
浅香保 ルイス 龍太様
取材後、私も『済美のむかし』を拝見。スクリーンに映し出されるまちの日常風景、小学校の記念写真…1枚の記録から次々とエピソードが語られていきます。まるで写真が昔の記憶を呼び起こすスイッチになっているよう…!写真を残しておくって大切なことだなと、しみじみ感じました。
貴重なお話はもちろん、地域のアットホームな雰囲気も感じられる動画です。済美地区でボランティアしてみたいなと考えている方はぜひ一度チェックして、みなさんのあたたかさに触れてみてください!(ハピボラ編集部)