留学生とともに支えた区民コンサート
今年で18回目を迎える、「淀川区一千人の第九」。“コロナ禍だからこそ元気を届けたい!”という運営委員会の思いで、今年も開催されました。特に今年は、ウクライナ情勢も含めて平和の大切さを深く実感した一年。そういったこともあり、団員は真っ白な鳩のモチーフを手にしながら舞台に立ち、歌声を響かせました。
山口学園からは今年8名の学生が参加。会場の設営から誘導まで、縁の下の力持ちとしてイベントを支えました。音楽が好きで参加した学生も多く、活動後は美しい歌声を堪能していました。
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会場時間が迫ってくるなか、抜群のチームワークで会場設営を進めていました。
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いよいよオープン時間になりました。笑顔でお客様をお出迎えします。
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開演前は屋外にまで長蛇の列ができていました。外に出て案内、会場の整理に学生たちは奔走しました。
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2022年の一千人の第九がはじまりました!今年はミュージカルのような演劇演出が取り入れられるなど、よりバラエティー豊かな構成に。
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役割を終え、会場内で学生たちも鑑賞。留学生たちにとっては日本の歌をたくさん知るきっかけに。
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コミュニケーション力豊かな留学生たちに、日本人学生が引き込まれていく、そんな第九ボランティアチームでした!
溝渕悠乃さん
ECC国際外語専門学校
大学編入コース 2年
- 活動中に起こった印象的なエピソード
- 昨年も参加したかったのですが抽選で外れてしまい…ですので念願の参加です!チケットブースでご案内をしていると「寒い中ありがとう」と丁寧に言葉をかけてくださる方が大勢いらっしゃり心が温かくなりました。ボランティアには年齢や国籍問わず、いろいろな価値観の方と触れ合う機会があります。今日は留学生たちともたくさん話せて、とても良い刺激をもらうことができました。
山田妃奈乃さん
ECCコンピュータ専門学校
IT開発エキスパートコース 3年
- ボランティアに参加したきっかけ
- なにか新しいことにチャレンジしたい!と思い、3年になってから色々なボランティアに参加しています。コロナ禍でなかなか人と話す機会がなく、うまくコミュニケーションがとれるか心配だったのですが、徐々に慣れてきています。今日は留学生のリンさんがノリノリでたくさん話しかけてくれました。コミュニケーション力の高さに圧倒されつつも、とても楽しく活動することができました!
今年の第九は演劇の要素が入っており、目でも耳でも楽しめるコンサートになっています。学生のみなさんも地域の一員ですから、イベントの運営、コンサート鑑賞、どちらも楽しんでいただき、みんなで一緒に心温まる時間を作り上げられたらと思っています。
1千人の第九運営委員長
佐々木 博史様
イベント当日は北陸や東北で記録的な降雪となった日。大阪も冷え込み、おまけに風が強く、学生たちもたくさん着込んで会場に訪れました。屋外で案内していた学生の様子を見に行くと…「私の上着、これ着とき!」と来場者の女性が学生を労う姿が…!人情の街らしい、心温まるシーンを目撃しました。(ちなみにその学生は運営委員会の方にもらったカイロをたくさん忍ばせていたのでホカホカだったそう!)(ハピボラ編集部)