絆で乗り越えた“キセキ”の5日間
東日本大震災を機に始まった「カフェ・ラポール」。今回で12回目を迎えました。10,11回目とコロナ下での営業にチャレンジしてきました。12回目は始まって以来の大ピンチを迎えます。開催を目前に控えて新型コロナ感染者が出てしまいました。例年より人数が少ない中、担当部署の垣根を越えて全員が店頭に立ち、カフェ営業を実施。さらにコースの下級生やOB・OGも、自分たちにできることは無いかとバックアップにまわりました。
「繋がり」という意味がある”ラポール”。絆の力で乗り越えたキセキの5日間、最終日の模様をお伝えします。
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テーブルにはアクリル板を設置し、各席の距離を十分に確保して開催されました。
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完熟桃のピューレを使った12代目オリジナルモクテル「茜」。お客様の前でノンアルコールスパークリングワインを注いで完成!
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12代目総支配人の阿部さん。モットーは「自分から楽しむこと」。
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福島銘産品市では学生たちが福島研修で試食して一目ぼれしたというミニトマトも販売されていました。
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カフェにはOB、OGや地域の人たちが駆け付けました。中にはホテル業界からのお客様も。
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最終日の営業が無事に終了!今年は、ハードな5日間を終えクローズの瞬間に感情を抑えきれなくなる学生もいました。
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先生の講評。学生たちの成長、営業中に起こった数々の奇跡…先生のあたたかな言葉に思わず涙ぐむ学生も。
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福島県庁の方々とともに全員で記念撮影。例年以上に「繋がり」を感じるカフェ・ラポールになりました。
阿部 心香さん
ECC国際外語専門学校
ホテルコース 2年
- 総支配人として心がけていたこと
- 12代目カフェ・ラポールが始まったのは2か月前でした。最初は全員をまとめることにとても苦労しました。私はまず一人一人の性格を知り、その人に合った接し方をしていくところから始めました。そうしたことでコミュニケーションがとりやすい環境が生まれ、本音を打ち明けあえる良いチームをつくることができました。営業中はお客様から仲間の頑張りを褒めていただくこともありました。「ここまで一緒に頑張ってくれて本当にありがとう」とみんなに伝えたいです!
古市実里さん
ECC国際外語専門学校
海外インターンシップコース ホテル専攻 3年
- この活動を通して得たこと
- 今回コロナ感染者が出てしまいましたが、先輩方がバックヤードを手伝ってくださったり、下級生がフォローにまわってくれたり…そういった手助け無しには営業はできなかったと思います。ラポールの繋がりの強さを感じましたし、感謝の気持ちでいっぱいです。
カフェ・ラポールを経験したことで社会人の予習ができたように思います。責任のある仕事でしたが、ひとつひとつ着実に達成してきたことで、自信が持てるようにもなりました。
「人のためになること」をするのは、とても大変なことです。でもトライし続けるからこそ、その中にやりがいが生まれ、人としても成長していくと私は思っています。
今回大勢の先輩がサポートに駆けつけてくれました。どの世代もラポールを繋げていきたい気持ちは共通しています。後輩たちもその思いを胸に、活動を続けていってほしいですね。
ECC国際外語専門学校 ホテルコース
担当講師
カフェ、福島銘産品市、展示スペース(ウエイティングルーム)と今回もラポールの会場をまるっと撮影させていただきました。福島銘産品市に行くと、個人的にドハマり中の「うまくて生姜ねぇ」が!刻み生姜のしょうゆ漬けなのですが、ごはんのお供に、炒め物の調味料にととにかく万能なんです。もちろん購入したのですが、その際学生さんに鍋料理の漬けダレにとおすすめされ、すぐさまトライ。美味しすぎてまたまた消費量が増えました。素晴らしいご提案、ありがとうございました!(ハピボラ編集部)