垣根を越えてみんなで作り上げた
新しいCafé Rapportのかたち
「カフェ・ラポール」は、ECC国際外語ホテルコースの学生が卒業制作として行うチャリティーカフェプロジェクト。福島県の復興支援を目的にはじまった活動も今年で13回目を迎えました。2023年は卒業年次生がわずか4名という異例のスタートに。厳しい状況のなか、同コースの1、2年生やグローバルホテルコースの留学生が主軸を担うスタッフとして加入。当日サポートとして現役ホテリエの卒業生たちも駆け付けました。またラジオ福島による公開生中継や、現地の生産者を招いた銘産品の直接販売など、福島県の方々による強力なバックアップも!今年限りのスペシャルチームでカフェ経営にのぞみました。
学生たちは企画の立ち上げから、広報活動、当日の運営まですべての業務を担当。3年間で学んだホテリエのスキルを最大限に活かしながら一般のお客様をもてなします。プロジェクトのキックオフ前には福島県を訪れフィールドワークを実施。現地の方々とふれあいながら五感を使って福島県の今を学んできました。その後、学生たちは視察研修で学んだことを活かしながらカフェメニューや銘産品市を企画。当日は復興の花「アンスリウム」を使って会場の装飾を行うなど、福島県の魅力を余すことなく発信していました。
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学内のホテル実習室で4日間の限定オープン。生演奏の心地よい音色と、復興の花として知られる「アンスリウム」が会場を彩ります
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1階のエントランスで行われた、ふくしま銘産品市。留学生たちは自身でセレクトした福島県の銘産品を販売しました
学生たちは企画の立ち上げから、広報活動、当日の運営まですべての業務を担当。3年間で学んだホテリエのスキルを最大限に活かしながら一般のお客様をもてなします。プロジェクトのキックオフ前には福島県を訪れフィールドワークを実施。現地の方々とふれあいながら五感を使って福島県の今を学んできました。その後、学生たちは視察研修で学んだことを活かしながらカフェメニューや銘産品市を企画。当日は復興の花「アンスリウム」を使って会場の装飾を行うなど、福島県の魅力を余すことなく発信していました。
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総支配人の稲葉さん。新たなお客様が入店されるたびご挨拶に向かい大忙し!
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スキルアップ中の下級生でも安心安全にサービスできるようワゴンサービスを採用。テーブルの配置も工夫しました。
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卒業生サポーターのお一人、荒木さん。勤務先のセント レジス ホテル 大阪の制服を着用して在校生たちをバックアップ!
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クローズ時間まであとわずか!ふくしま銘産品市では駆け込みで商品を買われる方の姿も
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最後のお客様をお見送りし無事に営業終了!自然と拍手が起こり、感動のクロージングに。
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ミーティングでは活動を支えてくださった皆様から激励の言葉をいただき学生たちもホッとした表情を見せていました。
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総支配人の稲葉さんは「4人ではなく、みんなの力でつくり上げたラポールだと思います」と振り返っていました
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後日関係者をお招きした報告会を開催。第13代カフェ・ラポールの売上金424,434円はすべて福島県に寄附されました。
卒業生のサポートは初めての試みでした。在校生にとっては憧れの存在ですし、卒業生たちが務めている各ホテルに興味を持つきっかけにもなったと思います。
下級生たちは、先輩たちが「カフェ・ラポール」で切磋琢磨する姿を毎年見てきています。「先輩を越える人材になりたい!」という情熱があれば、きっと自分にとってかけがえのない経験にできるはず。ラポールを乗り越えた経験は想像以上に自分自身を支えてくれます。
ホテルコース 前川先生
稲葉 由菜さん
ECC国際外語専門学校
海外インターンシップコース
ホテル専攻 3年
- 活動を終えて一言!
- 「このために作ってきたんだ!」と達成感を感じた4日間でした。卒業生や後輩、留学生がいなかったら絶対に実現できなかったので感謝の気持ちでいっぱいです!カフェ・ラポールをきっかけに福島県の方々とのつながりがたくさんできました。これからも「ふくしまの一員」としてこのつながりを大切にし、関わり続けられたらと思っています。
- カフェ・ラポールを通して学んだこと
- 私は素直になることの大切さを学びました。準備中、先生方からたくさんのアドバイスや提案、時には厳しい言葉もいただいてきました。どの言葉も素直に受け止め、取り入れたことによって、どんどん良い集大成になっている実感がありました。社会人になっても素直さを大切にして、後悔のない道を歩んでいきたいです!
今回初めて福島県視察研修~報告会までの全工程を拝見する機会をいただきました。今年のテーマが「Cheers!」と知った時、人懐っこい13代目の4人にはぴったりだなと思い、本番をとても楽しみにしていました。
スポーツの現場では、ファンの応援が選手に勇気を与え、勇気あるプレーはファンたちに勇気を与えます。カフェ・ラポールの店内でもスポーツの現場と似た明るい好循環が、学生とお客様との間に、また学生と関係者の方々との間にできているように感じました。
最終日のクローズ後、3年生の集合写真を撮影。そこには視察研修から一回りも二回りも成長した4人が写っていました。稲葉さん、沼田さん、橋本さん、濵名さん、本当にお疲れ様でした!(ハピボラ編集部)