本庄地域の一年を締めくくる、年の瀬の風物詩を支える。
山口学園にも近い本庄地域では、季節ごとのイベントが一年を通して開催されています。その中でも長年続けられているのが、この「本庄もつちき大会」。一年の締めくくりとなる恒例行事として親しまれてきました。お餅つきといえば年末年始の風物詩ですが、最近では学校行事などでも体験する機会が少なく、地域の子どもたちにとっても貴重な機会に。 会場はスタート共に、餅つき体験を楽しみにしている子どもたちで溢れました。
今回ボランティアとして参加したのは学生は3名。お餅をつく担当と、つきたてのお餅を提供する担当に分かれて取り組みました。初めはお餅をつく度に「もっと腰を入れて!」とアドバイスをいただく場面も。しかし終わる頃には、どっしりと腰を入れてお餅をつく姿に、地域の人たちから拍手いただくまでに!
来場者は約350名にものぼり、お客さんがつきたてのお餅をスムーズにおいしく食べられるように、他のスタッフの方々とともに連携し活動しました。
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まだかまだかと、自分の順番を待ち侘びる子どもたち。毎年訪れる家族も多く、地域の子どもたちの成長を感じられる一日でもあります。
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室内で、つきたてのお餅を提供する担当に。エプロンと三角巾を借りて準備万端!
今回ボランティアとして参加したのは学生は3名。お餅をつく担当と、つきたてのお餅を提供する担当に分かれて取り組みました。初めはお餅をつく度に「もっと腰を入れて!」とアドバイスをいただく場面も。しかし終わる頃には、どっしりと腰を入れてお餅をつく姿に、地域の人たちから拍手いただくまでに!
来場者は約350名にものぼり、お客さんがつきたてのお餅をスムーズにおいしく食べられるように、他のスタッフの方々とともに連携し活動しました。
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全部で60キロほどの餅米が用意されていたイベント当日。餅米が蒸し上がるたびに、掛け声に合わせて餅つきが続きます。
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会場では食事券を購入した方へ「きなこもち」「ぜんざい」「いそべまき」と、3種のお餅を提供。餅切り機を使ってカットされたつきたてのお餅を、一つひとつ丸めて餅とり粉をつけていきます。
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当日は晴天でイベント日和でしたが、風が強く寒い一日に。温かいお茶がなくならないように準備するなど、学生たちも率先して会場の様子に心を配りました。
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無事イベントが終了。朝早くから、おつかれさまでした! 手土産につきたてのお餅をいただき、達成感と嬉しさあふれる笑顔で解散しました。
今年も無事、「本庄もちつき大会」を迎えることができました。ここ数年、餅つき体験が子どもたちに大人気で、今年は先着50名と人数制限をすることに。山口学園の学生さんたちは、楽しみに訪れる子どもたちと主催者である大人たちの架け橋のような存在です。若い学生さんたちが参加してくれることで、自分たちだけではできないこともできるようになっていきます。今後も、ぜひ参加してみてください。
本庄地域社会福祉協議会
会長 中山正章様
郭さん
ECC国際外語専門学校
総合英語コース 1年
(中国出身)
- 参加してみて、どうでしたか?
- 中国でもお餅を食べる習慣はありますが、実際に餅米をついてお餅をつくる工程を見たのは、今日が初めてです! 一年の終わりにお餅をつくという日本の伝統的な文化を、地域の子どもたちは小さい頃から体験でき、とても良いイベントだなと感じています。
つきたてのお餅を丸めて一斉に餅とり粉をつける仕事は、全員で競争しているようでおもしろかったです。やり始めた時は遅かったので「負けないぞ!」という気持ちで頑張りました。一緒に仕事をした地域の方々も優しく話しかけてくれたり、私の日本語を理解しようとしてくれたり、とても嬉しかったです。
2023年に初めて参加した「本庄もちつき大会」。このイベントがきっかけとなり、2024年には春や夏の本庄地域のイベントへも、ボランティアとして参加するようになりました。
そして2回目の参加となる「本庄もちつき大会」では、それぞれの学生が自分の持ち場で地域の人たちと壁もなく交流している様子が。また、会長の中山さんがおっしゃっていた「学生は架け橋のよう」という言葉も印象的でした。一年を通して少しずつ、でも着実に地域の人たちと関係を築いてきたのだなと感じる一日でした。
「よいお年を」と言いながら会場を去る地域の方々を見ていると、このイベントは日常の大切な節目であることを感じます。そんな節目に関わるボランティア活動は、お餅をついて提供する人員としてだけではなく、この地域らしさを守る役割を少しだけでも担うことに、つながっているのではないでしょうか。(ハピボラ編集部)