多様な担当部署で大会を支える!
第8回目の開催を迎えた「大阪城トライアスロン」。大阪城の外濠でスイム種目を行うなど、国内でも珍しいトライアスロン大会です。また、海外のエリート選手を迎えた国際大会という一面もあり、熱戦を一目見ようと大勢の観客が会場に集まります。
大会当日はあいにくのお天気。雨に打たれながらのスタートでしたが、昼前には次第に天気も回復。鮮やかな新緑が見守る中、600名以上のアスリートが大阪城周辺を駆け抜けました。
山口学園は2020年よりボランティアスタッフとして大会に携わっています。今回は当日ボランティアとして23名の学生が参加。アンクルバンドの配布、ランエリアの通行管理、トランジションでの誘導、表彰式のサポートを担当しました。ランエリアでは通行管理に加えて、選手たちが給水を行う「エイド」の対応にもチャレンジ!多様な担当部署で大会を支えた学生たちは、充実感に満ちた表情で活動を終えていました。
バイク種目のワンシーン。直線道路を走る姿は迫力満点!
競技終了後は、OBP(大阪ビジネスパーク)の高層ビル群をバックに表彰式が行われました。
山口学園は2020年よりボランティアスタッフとして大会に携わっています。今回は当日ボランティアとして23名の学生が参加。アンクルバンドの配布、ランエリアの通行管理、トランジションでの誘導、表彰式のサポートを担当しました。ランエリアでは通行管理に加えて、選手たちが給水を行う「エイド」の対応にもチャレンジ!多様な担当部署で大会を支えた学生たちは、充実感に満ちた表情で活動を終えていました。
まずは、アンクルバンド配布チームの活動拠点へ。競技前の選手たちにエールを送りながらバンドを渡していました。
ランエリアの「エイド」。選手への声がけや他のボランティアスタッフと連携して作業を行うなど、コミュニケーションの機会も多い担当場所です。
沿道で外国人観光客グループを案内する学生の姿も。会話が弾んだようでアテンドもとっても楽しそう!
お次はトランジションエリアへ。関係者用通路の出入口も山口学園の学生が担当しました。来場者の方にはう回路を案内するなどの+αの心配りも。
表彰式会場のセッティング。座席を調整したり、雨に濡れたベンチを拭いたり…、レースの状況をみながらテキパキと作業を進めます。
表彰式を支える縁の下の力持ちとして、式典本番もサポートしました。
表彰式終了後、選手にメダルケースを渡すのも学生たちの役目。「おめでとうございます!」ととびきりの笑顔で対応していました。
ボランティアを終えた23名の学生。中には前日の会場設営に参加した学生も。みなさんお疲れ様でした~!

私は、ボランティアのみんながその日一日を楽しく過ごして、周りの人たちとも仲良くなれる、そういう機会が作れたらという思いでリーダーをしています。今回はグループのメンバーがいろんな場所で活動できるよう進行表を作って当日に臨みました。「エイド」は特に臨場感があったと嬉しい感想をもらっています。スポーツボランティアの役割は多種多様なので、どんな方でも楽しめると思いますよ。
大阪城トライアスロン大会ボランティアリーダー(ランエリア)/エンボラウエスト所属
竹野巧様
髙井さん
ECC国際外語専門学校
国際エアラインコース 1年
【表彰式担当】
- 活動中に嬉しかったことは
- 私は表彰式チームの一員として活動しました。選手の方々と会話する機会もあってとても緊張しましたが、だんだん話せるようになっていきました。式典以外の時間は通行管理を手伝いました。外国人の方々に英語で大会の紹介や道案内ができたのも嬉しかったです!
- ボランティア活動の良いことろを教えてください!
- 大会前日の準備も参加したのですが、ボランティアに参加しているメンバーは自分と似たようなタイプの人が多くてすごく話しやすいです。留学生たちと会話していると自然と英語力も身につきますし、次はこの言い回しを使ってみようとチャレンジする気持ちも生まれてきます。コース関係なくいろいろな学生と交流できるのはボランティアの良いところだと思います。
フィルさん
ECCコンピュータ専門学校
IT開発エキスパートコース 2年
(ウズベキスタン出身)
【ランエリア(通行管理)担当】
- 活動中に嬉しかったことははありますか?
- 私が活動したエリアはランとバイク両方のコースになっていたので、種目にあわせて三角コーンを移動させるなどの作業もありました。整備したコースを走る選手たちを見て、自分の頑張りが大会運営に活かされているんだと実感して嬉しくなりました。市民ボランティアの方々とも仲良くなって、みんなで一緒に応援しながら楽しく活動できました!
ティンさん
ECCコンピュータ専門学校
ゲーム開発エキスパートコース 1年
(ミャンマー出身)
【アンクルバンド配布担当】
- 活動中に心がけていたことは
- ボランティアにはさまざまな担当場所がありましたが、アンクルバンドの配布は“最初に選手たちに協力できる場所”。応援の言葉を添えて丁寧に渡しました。ありがとうと返事をもらって、役に立っているという実感がわきました。今回は初めて会う学生ばかりでとても緊張していましたが、リーダーの堀内さんが話しかけてくれたので心が軽くなり、楽しく活動できました。
ニンさん
ECC国際外語専門学校
日本語学科
(台湾出身)
【ランエリア(通行管理)担当】
- 日本に来て初めてのボランティア活動はいかがでしたか?
- 台湾でもボランティア活動をしていたのですが、清掃活動が多く、今回のようなスポーツに関われる活動はとても新鮮でした。いろんな国の選手がいてワクワクしましたし、想像以上に近くで見れたので活動中も楽しかったです!今日は他のコースや地域の方などたくさんの日本人とお話ししました。皆さんの話すスピードが早くてわからないこともあったので、日本語力を上げてもっともっと話せるようになりたいと思いました。
吉本さん(写真左)
内田さん(写真右)
ECCコンピュータ専門学校 高等課程
ゲームクリエイターコース 2年
【トランジションエリア(通行管理)担当】
- ボランティア活動を終えて一言!
- トライアスロンを生で見てみたいと思って参加しました。スタッフしか立ち入れない場所での活動だったので、すごく近い距離でレースを観戦することができました。特に、スイムを終えてバイク種目に切替えるトランジションはすごくかっこよかったです!(吉本さん)
- 活動中に心がけていたことを教えてください
- 来場者の皆さんはレースを楽しみに会場に来ていると思うので、できるだけ嫌な気持ちにさせないお声がけをしようと心がけていました。間近で観戦して、バイクのスピード感や音に圧倒されましたし、応援していると手を振って答えてくれる選手もいて親近感がわきました。(内田さん)
今回「Recommendations」のパートでお話を伺った竹野さん。当時勤めていた会社で社会貢献活動に参加し、東京マラソン、東京オリンピックなどエリアを問わずさまざまなスポーツ大会でボランティアを経験。ご自身を含め、ボランティアに”沼っていく”人たちをたくさん見てきたそう。「ボランティアをしている人って、頼りにされたり、頼まれたら断れないようなタイプの人が多いんじゃないかな」というお言葉には、共感しかありませんでした。竹野さんは現在「エンボラウエスト」というコミュニティを立ち上げ、過去のボランティアで出会った方々とともにチームで活動中。また別の現場でお会いすることもあるはず…!今後もよろしくお願いします!(ハピボラ編集部)