ACTIVITIES

Event Report

こども食堂(永信食堂)

2019.04.03

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まちに開かれた食堂で聞く
「ごちそうさま」の一言。

永信食堂は、大阪・西成区で月に2回オープンするこども食堂。同区内にある「山王こどもセンター」が運営しています。子どもたちにとって様々な大人と交流できるように「だれでも立ち寄れる食堂」としてまちに開かれています。
今回は春休み期間中ということもあり、お昼12時からスタート。午前中から参加したボランティア学生たちは、本日の献立「カレーライスとサラダ」の準備を行います。普段あまり料理をしないというボランティア学生たちは、センターの職員や、他のボランティアスタッフのサポートを受けながら食材を仕込んでいきます。食堂のドアが開かれると、待ってました!とセンターの子どもたちが一斉に食堂にやってきました。食事や飲み物の提供や洗い物など、オープンしてからも大忙し。来場者も落ち着いてきたころ、ほっと一息つきながら、自分たちで作った料理を前に地域の方々と楽しげに交流する学生たちの姿がありました。

  • 大根をスライスするボランティア学生。今回は主に、野菜のカットを担当しました。 

  • サラダ用のキュウリをカット。センター施設長の前島さんから乱切りの方法を教わります。 

  • 12時に食堂がオープン!「だれでもおはいりください」と書かれた看板を見て、地域の人たちも集まってきました。老若男女さまざまな世代の方々が一緒にテーブルを囲みます。 

  • 本日のメニューはカレーライス。キーマ・ビーフ・シーフードの3種類から選ぶことができました。(写真はビーフカレー) 

  • 子どもたちが食器を返却に。「ごちそうさまでした」というお礼の言葉に、ボランティア学生たちが笑顔で応えます。 

  • 食堂が落ち着くとボランティア学生たちも食事をいただきます。小さい頃からこどもセンターに通っていたOGの方との交流タイムに。 

ACTIVITY PHOTO

  • 大根をスライスするボランティア学生。今回は主に、野菜のカットを担当しました。 

  • サラダ用のキュウリをカット。センター施設長の前島さんから乱切りの方法を教わります。 

  • 12時に食堂がオープン!「だれでもおはいりください」と書かれた看板を見て、地域の人たちも集まってきました。老若男女さまざまな世代の方々が一緒にテーブルを囲みます。 

  • 本日のメニューはカレーライス。キーマ・ビーフ・シーフードの3種類から選ぶことができました。(写真はビーフカレー) 

  • 子どもたちが食器を返却に。「ごちそうさまでした」というお礼の言葉に、ボランティア学生たちが笑顔で応えます。 

  • 食堂が落ち着くとボランティア学生たちも食事をいただきます。小さい頃からこどもセンターに通っていたOGの方との交流タイムに。 

INTERVIEW

船迫日菜さん

ECC国際外語専門学校
大学編入コース 2年

ボランティアに参加したきっかけ
私は福祉に興味があり、福祉が学べる大学に編入したいと考えています。今回は、コースの先生にこちらのボランティアを紹介いただき、社会貢献センターで詳しい活動内容などを聞いた上で参加を決めました。
日常生活だとたまに料理をするくらいで、今日やった仕込みの中では大根のスライスが一番大変でした。想像していたよりも力仕事でした。「こども食堂」ですが、いろんな世代の方が利用されているのが印象的でした。

安田有沙さん

ECC国際外語専門学校
大学編入コース 2年

このボランティアで嬉しかったこと
もともと子どもが好きで学校でも社会学を専攻しており、「こども食堂」はとても興味のある分野でした。今回は、子どもの学習支援の現場を体験したいと思い参加しました。
料理は普段からほとんどしないので、野菜の切り方やあく取りなど知らないことがたくさんありました。前島さんや他のスタッフの方々に教えてもらいながら仕込みを進めました。食器洗いを担当したのですが、返却の際に子どもたちから「ごちそうさま」「おいしかった」と言ってもらえ、とても達成感がありました。役に立っている実感が湧いた瞬間でした。

MESSAGE

永信食堂は、子どもたちがさまざまな大人と関わり、学ぶ機会にもなっているので、いろんな人に来てほしいと考えています。調理することやコミュニケーションに自信がなくても、ボランティアをしたいという思いがあれば大歓迎です。料理のコツや段取りなどもお教えしますので、気軽に参加してください!

前島 麻美様(山王こどもセンター施設長)

EDITOR'S NOTE

レトロな商店街の一角にある「永信防災会館」で行われている永信食堂。ピークタイムを過ぎて取材も一息ついたときのこと。ふと見ると泣きながらカレーを食べている女の子が。よく見ると苦手なのかニンジンに大苦戦中。その隣に肩をさすりながら「がんばれ〜」と励ます年上の男の子の姿が。センター施設長の前島さんがおっしゃっていた「子ども同士で学ぶ」が、ごく自然に実践されていることに心打たれました。完食後はそれとなく気にしていた周囲の人たちからも拍手が送られ、女の子は誇らしげに食器を返却していました。

(ハピボラ編集部)