ACTIVITIES

Event Report

北区民カーニバル

2019.10.20

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大阪・北区のビッグイベント
出会い、深まる地域の絆。

区民まつりと体育祭がひとつになった「北区民カーニバル」は、扇町公園で行われる区内きってのビッグイベントです。良い香りが漂う、パンやお菓子のマーケットを通り抜けると、野菜や果物の販売所や地域団体の活動が紹介されているブースなどが見えてきました。その奥では地区対抗リレーや盆踊りなどが行われており、手拍子や歓声が会場を包みます。公園内のスポーツ施設へ向かうと、迷路ゲームやパラリンピック公式種目「ボッチャ」を楽しむ親子の姿もありました。
ボランティア学生たちは、イベントブースの補助や、会場案内、ごみステーションなど、さまざまな持ち場でイベントにさらなる活気を加えます。日々の語学の学びを活かし、英語・韓国語・中国語の通訳者を任される学生もいました。
来場者のみならず、スタッフ間の交流も盛ん。ボランティア学生たちはさまざまな世代の方と出会い、助けたり助けられたりしながら、気がつくと地域に溶け込んでいました。

  • なかなか青空の見えない日が続いた秋の中頃。この週末だけふと穏やかに晴れました。芝生エリアではシートを広げてゆったりと寛いでいる方も。 

  • セレッソ大阪に所属する選手のサイン色紙やグッズがゲットできる『キックターゲット』。子どもたちは様々な点数が書かれた的を狙い、ボールを蹴ります。 

  • キックターゲットの景品引換も学生が担当。何度も挑戦している子どもには「お~!さっきより点数上がったやん!」と弟や妹のような距離感に。年齢が近いからこそできる盛り上げ方です。 

  • ごみステーションでは子どもや大人、外国人を含む様々な方にごみの分別方法をご案内。同時に周辺ブースで通訳者が必要なときはフォローに行くこともあり、時間いっぱいまで大忙し! 

  • スポーツ体験や防災知識を学べるプログラムが行われていた屋内会場。靴の袋を渡しながら、子どもたち一人一人を笑顔で出迎えます。 

  • ヨーロッパで生まれのスポーツ、ボッチャ。ルールがシンプルなので、子どもから大人まで誰もが楽しめます。この日も大勢の親子連れが初挑戦していました。 

  • 迷路を楽しみながら防災の知識を学ぶ『サバイバル迷路』。ボランティア学生は出入口でゲームの説明をしたり、順番待ちの子どもたちを誘導します。 

ACTIVITY PHOTO

  • なかなか青空の見えない日が続いた秋の中頃。この週末だけふと穏やかに晴れました。芝生エリアではシートを広げてゆったりと寛いでいる方も。 

  • セレッソ大阪に所属する選手のサイン色紙やグッズがゲットできる『キックターゲット』。子どもたちは様々な点数が書かれた的を狙い、ボールを蹴ります。 

  • キックターゲットの景品引換も学生が担当。何度も挑戦している子どもには「お~!さっきより点数上がったやん!」と弟や妹のような距離感に。年齢が近いからこそできる盛り上げ方です。 

  • ごみステーションでは子どもや大人、外国人を含む様々な方にごみの分別方法をご案内。同時に周辺ブースで通訳者が必要なときはフォローに行くこともあり、時間いっぱいまで大忙し! 

  • スポーツ体験や防災知識を学べるプログラムが行われていた屋内会場。靴の袋を渡しながら、子どもたち一人一人を笑顔で出迎えます。 

  • ヨーロッパで生まれのスポーツ、ボッチャ。ルールがシンプルなので、子どもから大人まで誰もが楽しめます。この日も大勢の親子連れが初挑戦していました。 

  • 迷路を楽しみながら防災の知識を学ぶ『サバイバル迷路』。ボランティア学生は出入口でゲームの説明をしたり、順番待ちの子どもたちを誘導します。 

INTERVIEW

ジャン・ヒョンソ

JANG HYUNSEOさん

ECC国際外語専門学校
国際ビジネスコース 1年

印象に残っている出来事は
私は、屋内会場の出入口で会場の案内をしたり、靴を入れる袋を渡していました。小さいお子さんを連れた親御さんが「一緒に入れるので1枚で大丈夫です」と言う姿を見て、私も見習わなくてはいけないなと思いました。
韓国好きの方にたくさん質問されたり、小学生くらいの男の子たちに「背が高いね」と話しかけられたり。また、ボランティアとして来ていた高校生とも会話する機会があり、短い時間でしたが様々な方と交流することができました。

岡村 恵梨子さん

ECC国際外語専門学校
国際ビジネスコース 1年

活動中にあった通訳エピソード
私が担当していたごみステーションの近くに献血ブースがあったのですが、そこに外国人の方が「ペットボトルのキャップを集めて何に使うのか」と問い合わせに来られました。私が通訳として会話の間に入り、英語で「子どものワクチンのために集めています」と答えると理解してくれました。今回、近くにいた地域団体の方々に背中を押してもらったことで、通訳にチャレンジすることができました。
休憩中は友人といろんなブースを見たり、試食したり、イベント自体も楽しみました!

荒木 駿汰さん

ECC国際外語専門学校
海外インターンシップコース
ホテル専攻 3年

活動中に工夫したこと
「ボッチャ」という新しいスポーツの補助を行いました。実は最初、ルールもまったくわからなくて…そんな私たちに地域の方々が競技を体験する時間を作ってくださいました。実際にやりながら教えていただいたので、本番も安心して取り組めました。
今日は、子どもたちに順番を守ってもらうことと言葉遣いに注意していました。親御さんには丁寧な言葉で、小さいお子さんには「すごいねぇ!」「ちょっと待ってね」と親しみやすい言葉で話しました。

石川 雅人さん

ECC国際外語専門学校
ホテルコース 2年

活動中に心がけていたこと
12月に開催予定の「カフェ・ラポール」のメンバーと共に、ボランティア活動に参加しました。担当したセレッソ大阪のキックターゲットは、子ども好きの自分にとってぴったりのブースでした。お話する方の年齢層によって言葉遣いを分けたり、子どもと話すときは子どもと同じ目線までしゃがんで話すよう心がけていました。こういったイベント事は大好きなので、場を盛り上げつつ自分自身も楽しみながら取り組むことができました。

田中 那奈さん

ECC国際外語専門学校
総合英語コース 2年
(学生スタッフ)

活動中に工夫したこと
セレッソ大阪のブースで、景品引換を担当しました。何度もキックターゲットに挑戦する子たちとはどんどん仲良くなってきて嬉しかったのですが、景品欲しさに無理なお願い事をしてくる子も出始めて…ごめんね、だけだと味気ないので絶対に取れない点数を取ってきてとお願いするなど、面白く対応するようにしていました。
お子さんが欲しがっている景品を狙って、総出でチャレンジしているご家族がいたのですが、その家族愛にとても感動しました。
学生スタッフをはじめて
今春から学生スタッフになって、指示を出す側になったり、任されることが増えてきました。今日もサッカーの知識は全くなかったのですが、「任されたからには全力でやろう!」と取り組みました。また、お願いされたこと+αすることも意識して、いつも活動しています。
学生スタッフの活動がスタートして半年が経ち、学校やコースが違うメンバーの間にも仲間意識が芽生え始めています。もっともっと仲良くなって、今日キックターゲットでお会いしたご家族のように、結束力のあるチームにしていきたいです!

MESSAGE

北区民カーニバルのスローガンは「ツナガル、ヒロガル、区民の輪」。いろんな出会いや交流を通して、災害が起こったときもまちの人同士が助け合えるような土壌をはぐくんでいきたいと思っています。学生の皆さんも気軽に、子どもから大人まで様々な人と交流してみてくださいね。

北区役所地域課長代理 佐伯 節子様

EDITOR'S NOTE

昨年に引き続き2度目の参加となった「北区民カーニバル」。今回は、英語や韓国語、中国語の通訳もできる学生が多数いました。「もし災害が起こったとき、こうやって母国語を話せる人が近くにいると、海外出身の方々の不安感も軽減されると思うんです」と北区役所の佐伯さん。「北区防災パートナー」という制度もスタートしており、山口学園も通訳協力団体として登録しているそうですよ。

(ハピボラ編集部)