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Event Report

アイハウスde
多文化体験

2020.11.21

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留学生が自国をガイド!
チーム全員で作り上げた交流の場。

大阪・上本町の大阪国際交流センターでは、毎年「アイハウス de 多文化体験」という交流会が開催されています。関西在住の外国人が自国の文化を紹介するこのイベントに、今年は11名の学生が参加。台湾・ベトナム・中国の3チームに分かれ、留学生は自国の紹介を、日本人学生はプログラムのサポーターを務めました。台湾チームは「行事・ならわし」、ベトナムチームは「まちなみや料理」、中国チームは「農業が盛んな江南地域」を紹介。テーマや内容、発表方法などすべて学生たち自身が企画し、夏から準備を重ねてきました。発音レッスンやクイズ、お芝居など、バラエティに富んだプログラムの様子をお届けします。

  • 開始前やプログラム転換時には念入りに消毒を行います。会場の管理もボランティア学生たちの大切な仕事の一つ。 

  • 転換時には、他校の留学生やサポーターとの交流もありました。 

  • 台湾チームのプログラムがスタート。自身が撮影した大晦日の写真を使うなど、リアルな台湾暮らしを紹介。 

  • 発表終了後には、個別に質問をする来場者もいました。こうした会話ややり取りが、留学生たちの日本語力アップに繋がっています。 

  • お次は、ベトナムチームの観光地を紹介するプログラム。現地人ならではの紹介に、会場全体から感嘆の声が上がりました。 

  • 終盤はベトナムにちなんだクイズタイム。Webサービスを利用し、来場者は自身のスマートフォンで解答しました。 

  • ベトナムチームのクイズの参加者には、台湾・中国チームの学生たちの姿も。 

  • 中国チームは、中国の宝塚歌劇ともよばれる「越劇(えつげき)」の衣装を纏って登場!衣装は、中国在住の祖父から取り寄せた本格的なもの。 

  • 「本来は女性が歌うことが多いのですが…」と断ったうえで、越劇の歌を披露する周さん。伸びやかな歌声に一同聞き入っていました。 

  • 共に一つのことを成し遂げた学生たち。学校、学年、国を越えて友達になれたイベントでした。 

ACTIVITY PHOTO

  • 開始前やプログラム転換時には念入りに消毒を行います。会場の管理もボランティア学生たちの大切な仕事の一つ。 

  • 転換時には、他校の留学生やサポーターとの交流もありました。 

  • 台湾チームのプログラムがスタート。自身が撮影した大晦日の写真を使うなど、リアルな台湾暮らしを紹介。 

  • 発表終了後には、個別に質問をする来場者もいました。こうした会話ややり取りが、留学生たちの日本語力アップに繋がっています。 

  • お次は、ベトナムチームの観光地を紹介するプログラム。現地人ならではの紹介に、会場全体から感嘆の声が上がりました。 

  • 終盤はベトナムにちなんだクイズタイム。Webサービスを利用し、来場者は自身のスマートフォンで解答しました。 

  • ベトナムチームのクイズの参加者には、台湾・中国チームの学生たちの姿も。 

  • 中国チームは、中国の宝塚歌劇ともよばれる「越劇(えつげき)」の衣装を纏って登場!衣装は、中国在住の祖父から取り寄せた本格的なもの。 

  • 「本来は女性が歌うことが多いのですが…」と断ったうえで、越劇の歌を披露する周さん。伸びやかな歌声に一同聞き入っていました。 

  • 共に一つのことを成し遂げた学生たち。学校、学年、国を越えて友達になれたイベントでした。 

INTERVIEW

【台湾チーム】
高 夢壎
さん
ECC国際外語専門学校
国際ビジネスコース 1年

王 品喬さん
ECC国際外語専門学校
国際ビジネスコース 1年

脇本 晃輔さん
ECC国際外語専門学校
大学編入コース 1年


活動中に難しいと思ったこと
本番はとても緊張しました。台湾のCMや映画予告を説明するのが難しく、お客さんが首をかしげて聞いていたときに、どんな補足説明をすれば良いのかと言葉が出てこないこともありました。もっと日本語を勉強して、わかりやすく説明できるようになりたいと思いました。(高さん・写真右)
この活動で工夫したこと
今回は2回目の参加でした。前よりも日本語の能力が上がっているので、あまり不安はありませんでした。発表中は、チームみんなが参加している雰囲気を出したくて、メンバー間の掛け合いを増やしました。台本なしでアドリブだったのですが、お客さんの反応も良く、うまくいってよかったです。(王さん・写真中央)
活動を終えての感想
私は留学生のサポート役として参加しました。発表中は緊張のせいか、日本語のフォローができなかったのが課題として残りました。とはいえ、全体の進行がスムーズにいって、無事に終えられたのでホッとしました。(脇本さん・写真左)

【ベトナムチーム】
NIGUYEN THI PHUONG THAO
さん
ECC国際外語専門学校
国際ビジネスコース 1年

笠間 優大さん
ECC国際外語専門学校
海外インターンシップ
総合英語コース 2年


活動を通して得たこと
ベトナムチームは4人で準備を進めていたのですが、2人が試験などで当日来れなくなってしまって…参加を取りやめる話も出ていたのですが、ここまでみんなで作ってきたし絶対に発表したいと思い、優大さんと2人で発表することにしました。
当日を迎えて、お客さんが楽しんで聞いてくれて質問もたくさんあって、とても良い手ごたえを感じました。プレゼンには苦手意識があったのですが、思い切って取り組んだことで自分に自信がつきました。(タオさん・写真右)
この活動のおすすめポイント
入学したときから2つやりたいことがあって、1つ目は留学生と一緒に何かを作り上げること、もう一つは留学生と仲良くなること。今回こうしてアイハウスde多文化体験に参加してどちらもかなえることができて、本当に良かったです。学校やコースの垣根を越えて友達ができるのがこの活動のおすすめポイントだと思います。(笠間さん・写真左)

【中国チーム】
伊藤 千夏
さん
ECC国際外語専門学校
国際エアラインコース 1年

片岡 星七さん
ECCアーティスト美容専門学校
ビューティーアドバイザーコース 1年

上浦 龍聖さん
ECCコンピュータ専門学校
Webデザインコース 3年

周 青华さん
ECCコンピュータ専門学校
Webデザインコース 3年


活動を終えての感想
初めてのことばかりだったのですが、チームのみんなやECCのメンバー、先生が温かい目でみてくれていたのでとても取り組みやすかったです。色んな国の文化を楽しみながら学べましたし、他校の留学生と交流する機会もありました。ここでの学びや出会いは、これからも大切にしていきたいと思いました。(伊藤さん・写真左)
活動を通して変化したこと
ECCには留学生と交流するチャンスがたくさんあるのに、なかなか行動に移せていなくて…すっごく悩んだのですが覚悟を決めて、ボランティアをやってみることにしました。
交流する中で、日本が好きで留学に来ているみんなを失望させたくない!と強く思うようになりました。これからは強い自覚を持って、より日本を好きになってもらえるような行動や言動をしていきたいです!(片岡さん・写真右)
活動を終えての感想
今回は周さんの誘いで参加しました。入学してからボランティアをしたことがなかったのですが、楽しく取り組めました。留学生が多いクラスなので交流ができているつもりだったのですが、こうしてそれぞれの発表を見ることで、海外の豊かな文化を改めて知ることができました。(上浦さん・写真中央右)
活動中に工夫したこと
去年見たミャンマーチームの盛り上がりがすごく印象に残っていて、彼らを見習って今年はクイズや交流タイムを取り入れてみました。お客さんの反応も良く、狙い通りうまくいったと思います。
私はこのイベントで、3年間中国の劇を伝えるプログラムを続けてきました。最後の年に、こんなに満足いくのプレゼンテーションができたのは、これまで積み上げてきた経験とサポートしてくれたみんなのおかげだと思います。すごく嬉しいです!(周さん・写真中央左)

MESSAGE

今年は感染症対策のため、プログラム数や定員数を減らして開催しました。
ECCのみなさんはプログラム出演者であり、運営ボランティアも兼任いただいています。毎年参加してくださっているので安心してお任せでき、アイハウスにとっても大きな存在だなと感じています。

公益財団法人 大阪国際交流センター
張 恩眞様

EDITOR'S NOTE

アイハウスの取材は3年目。中国チーム・周さんのラストイヤー、参加メンバーたちの仲の良さ、ECC全校から学生が集まったこと…どのトピックをとっても、話が止まらなくなるような一日でした。 こんなにも優しくてまっすぐな学生たちが集まってくる社会貢献センターって本当にすごいなと、会場を後にする彼らの姿を見ながらしみじみ思いました。

(ハピボラ編集部)